トヨタモビリティ東京が共同開発したSOSハンドブックがスミソニアン博物館最優秀事例集に

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トヨタモビリティ東京(片山守社長)が日本聴覚障害者建築協会(AAJD)の趣旨に賛同し、協賛・共同制作した「SOSハンドブック」が米国スミソニアン博物館2019年最優秀事例集に採択され、同館ホームページに掲載された。この最優秀事例集の刊行は、スミソニアン博物館初の試み。

SOSハンドブックは、10カ国11言語に対応し、外国人や障がいのある方との緊急時コミュニケーションツールとして、同社の全店舗に常備されている。また、要望の多かったSOSハンドブックのWeb化も2019年に行われた(平成30年度東京都在住外国人支援事業助成対象事業)。本年からはQRコードを読み込み、スマートフォンやパソコンでも利用できるようになった。

スマホ版の画面
SOSハンドブックのQRコード

米国スミソニアン博物館は、障がいをもった来館者も多いことから、2019年初頭、博物館関連の専門家に対し、世界中から障がい者に対してどのような配慮をしているかという具体例“ベスト・プラクティス(良い事例集)”を公募。このSOSハンドブックは、障がい者がスマートフォンを使い博物館へ行く際の問題解決策として秀逸であるとして採択され(採択率53%)、9月に刊行、同博物館のホームページに掲載された。

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