ロールス・ロイス、新型「ゴースト」の日本国内向け発表会を開催

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ロールス・ロイス・モーター・カーズは10月5日、9月に世界初公開された新型ロールス・ロイス「ゴースト」と、そのロングホイールベース仕様の「ゴースト・エクステンデッド」を都内で披露した。

「ファントム」よりも一回り小さいとはいえ、威風堂々。独特の個性を主張する

「ゴースト」は、フラッグシップの「ファントム」より一回り小さい高級セダンで、2009年に初代モデルが登場。その後の約10年間でロールス・ロイス史上、最多の販売台数を記録する人気モデルとなっている。

2代目となる新型ゴーストは、「スピリット・オブ・エクスタシー」と「アンブレラ」を除くすべてを一新。開発にあたっては「ポスト・オピュレンス(脱贅沢)」をデザインコンセプトとし、シンプルさの頂点を目指しているのが大きな特徴となっている。

スピリット・オブ・エクスタシーは先代同様

プラットフォームは、既にファントムやカリナンで採用されているアルミニウム製スペースフレーム・アーキテクチャーを採用。さらに四輪駆動と四輪操舵システム、新開発の「プラナー・サスペンション・システム」を搭載するために改良が施されている。この新開発のサスペンションシステムは、フロント・サスペンション・アセンブリーの上部に世界初のアッパー・ウィッシュボーン・ダンパーを装着したもので、これにより、さらなる安定感と快適な乗り心地を実現したとしている。

搭載するエンジンは6.75LのV12ツインターボで、専用のエンジン特性マップを採用し、最高出力420kW、最大トルク850Nmを発揮。圧倒的なパフォーマンスを実現している。

スタイリングは全面的に刷新。ボディは手作業で溶接されたアルミニウム・ボディ構造を採用し、滑らかなフォルムを形成している。またフロント部は20個のLEDが内側のバーを淡く照らし、独自の個性が与えられている。インテリアは上質なレザー、ウッド、金属で構成。過剰なディティールや大げさな飾りは排除し、ミニマリズムが追求されている。

ドアは伝統の観音開き。前席、後席とも快適な空間が広がる
運転席周りは無用な飾りはなく、上質な素材で構成されている

価格はゴーストが3590万円から、ゴースト・エクステンデッドが4200万円から。納車は2021年1月からの開始を予定している。

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