日野、コネクティッドトラックでHacobuの動態管理サービス「MOVO Fleet」が利用可能に

業界ニュース

日野自動車は9月24日、同社のコネクティッドトラックにおいて、株式会社Hacobu(ハコブ)が提供する動態管理サービス「MOVO Fleet」の利用が可能となり、専用プランの提供を10月1日(木)より開始することを発表した。

 

 Hacobuの動態管理サービス「MOVO Fleet」は、物流業界に特化したテレマティクスサービスで、専用のGPS端末を使った車両位置把握によって、運行管理者の業務負担軽減や配送業務の効率化をサポートする。

 

今回は「MOVO Fleet」が車載GPSを標準搭載している日野のコネクティッドトラックに対応したことで、同車を保有するユーザーは「MOVO Fleet」の専用GPS端末なしで、車両位置把握や自動着荷の記録保存など「MOVO Fleet」の機能を利用することが可能となる。

 

日野とHacobuは、ドライバー不足に代表される物流にまつわる社会課題の解決を目指して2019年9月に資本業務提携契約を締結し、2020年5月にはオープンな物流情報プラットフォームの構築と具体的なソリューションの実現に向けてHacobuの物流ソリューションLogistics Cloud「MOVO」に日野のトラック車載GPSの位置情報を接続した。両社は今後さらにデータ連携を強化し、接続した車両・走行データを活用して様々なサービスを展開することでさらなる価値を創出し、社会やカスタマーの課題解決に貢献していくと述べている。

 

【動態管理サービス「MOVO Fleet」の主な機能】

◆リアルタイムで車両位置を把握:リアルタイムに取得した車両位置情報を素早く把握。

◆自動着荷:登録地点の設定圏内に入ると自動で入出記録を保存。

◆配送計画に基づいた遅延情報:配送計画登録時に遅延予想アラートを発出。

◆ドライバー作業なしのワンクリック日報:車両の業務開始から終了までの動きが自動で記録され、日報を簡単に作成可能。

◆「MOVO Fleet」専用GPS端末搭載車両と日野のコネクティッドトラックを1画面で把握:日野のコネクティッドトラック以外の車両には「MOVO Fleet」の専用GPS端末を車載することで、1画面で全ての車両を把握することが可能(「MOVO Fleet」の専用GPS端末料金が別途発生)

◆利用料金:「MOVO Fleet」の専用GPS端末が不要のため、低コストで「MOVO Fleet」を利用できる専用プラン 

  • 初回登録料金(台):¥2,000-(税抜き)
  • 利用料(月/台):¥900-(税抜き)

◆対象車両

  • 日野プロフィア(2017年5月以降の発売モデル)
  • 日野レンジャー(2017年5月以降の発売モデル)
  • 日野デュトロ(2019年5月以降の発売モデル)
Tagged