三菱電機 パワーデバイス製作所の新たな製造拠点を開設、世界的な省エネや環境保護志向による需要拡大に対応

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三菱電機株式会社は、シャープ株式会社から同社の福山事業所(広島県福山市)の一部の土地と建屋などを取得して、自社のパワー半導体製品の製造を担当するパワーデバイス製作所の新たな製造拠点(ウエハプロセス工程)を開設することを公表した。

 

三菱電機は新たな製造拠点の開設について、低炭素社会の実現に向けて、世界的な省エネや環境保護志向の高まりに加えて、各国における自動車の電動化政策により、電力を効率よく制御するパワー半導体製品の需要が増加している状況に対応するために、新たな製造拠点設置の検討を進めてきたが、今回、シャープから同社の福山事業所の一部の土地と建屋を取得することについて合意したと説明した。上記により、生産能力を拡大し、パワーデバイス事業のさらなる拡大を目指すと述べている。

 

<新製造拠点の概要>

  • 所在地:広島県福山市大門町旭1番地
  • 建屋面積・構造:延床面積 約46,500m2、3階建て
  • 生産品目:パワー半導体製品
  • 用途:ウエハプロセス工程
  • 稼働開始:2021年11月予定
  • 投資金額:約200億円(土地・建屋・既存設備の取得、今後の設備投資を含む)
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