【2020年・春版】各社のオールシーズンタイヤ一覧

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ミシュランタイヤ「MICHELIN CROSSCLIMATE(クロスメイト)」

ミシュランのクロスメイトシリーズは、サマーシーズンで優れた安全性能を発揮し、雪上においても高い走行性能を備えている。

同製品は、雪でも走れる夏タイヤをキャッチコピーとして、サマータイヤに求められるハンドリング性能やドライ・ウェット時のブレーキング性能を高い水準で満たしながら、急な降雪での雪上走行性能も実現。スノーフレークマークとM+Sも刻印されている。

トレッドパターンは、雪踏み効果を引き出すV字型を採用し、トレッド部に施したサイプ(細かい溝)技術により、摩耗しても雪上性能を持続させることが大きな特徴となっている。

さらに同社のエコタイヤ「ENERGY SAVER+(エナジーセイバープラス)」の経済性を考慮したロングライフ設計を採用しているのもポイントだ。

横浜ゴム「BluEarth-4S AW21(ブルーアース・フォーエス・エーダブリュー・ニーイチ)」

同製品は、優れた雪上性能とウェット性能を両立するとともに、ドライ性能および耐摩耗性能を確保。同社の看板であるアイスガードで培われたスノー技術とブルーアースのサマー技術が注ぎ込まれている。

トレッド面は、センター部から左右斜め方向に広がるV字型とすることでウェット路面での排水性を高めているほか、交差するクロスグルーブが雪上性能に貢献する。また、接地面積の確保に有効な幅広トレッドや大型ショルダーブロックによってドライ路面でのパフォーマンスを高め、操縦安定性を向上。サイドウォールにはスノーフレークマークに加え、M+Sも刻印されている。

コンパウンドには、シリカを配合することでウェット性能を向上させているほか、末端変性ポリマーの配合により雪上性能とウェット性能も高く、圧雪から乾いた路面でも優れたパフォーマンスを発揮する。

グッドイヤー 「Vector 4Seasons Hybrid(ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド)」

1977年に世界で初めてオールシーズンタイヤ「TIEMPO(ティエンボ)」を発売したグッドイヤーからは、四季で路面状況に変化が生じる日本特有の気候環境に適したオールシーズンタイヤ「ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド」を発売している。

トレッド面はこちらもV字型により、センター部から左右に伸びるグルーブがウェット路で優れた排水性能を発揮すると共に、剛性の高いブロック形状を採用することで路面に密着し、さまざまな路面コンディションで優れたグリップ力を発揮する。
サイドウォール部にはスノーフレークマークに加え、M+Sも刻印されている。

ダンロップ「ALL SEASON MAXX AS1(オールシーズンマックス エーエスワン)」

住友ゴムから発売されているオールシーズンタイヤ「オールシーズンマックスAS1」は、冬の低温下でも固くなりにくい超マルチコンパウンドを採用することで、ドライ路面からウェット路面、雪道までさまざまな路面でグリップ力を発揮する。サイドウォールにはスノーフレークマークが刻印されている。

トレッド面はなめらかな曲線を描いた特徴的なV字型。主溝が水膜をタイヤ側面に効率よく排水し、水膜の浸入を防ぎ優れたウェットブレーキ性能を実現する。さらに、トレッド面の工夫により、同社の夏タイヤに近い静粛性と夏タイヤ以上のロングライフ性能も実現している。

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