パナソニック、SSDポータブルカーナビゲーション「ゴリラ」の新機種3モデルを発表

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パナソニックは5月12日、SSDポータブルカーナビゲーション「ゴリラ」の新モデル3機種を発表した。新モデルは、国内市販カーナビゲーションとしては初めてゼンリン製の全国市街地図を収録し、都市部から地方まで100%カバーする詳細な地図表示を実現。発売は6月を予定している。

3機種のラインナップは、最上位グレードのCN-G1400VDと中間グレードのCN-G740Dが7V型ディスプレイを、CN-G540Dが5V型ディスプレイを搭載。なお、G540は従来品と比べ視野角が広くコントラスト比が高いIPS液晶パネルを新搭載し、視認性を向上した。

最大の特徴となる地図データは、緻密さで定評のあるゼンリン住宅地図2163冊分のデータを基にした全国市街地図を搭載。日本全国の市区町村1741エリアをカバーし、建物の形状や道幅までわかる詳細な地図表示を可能にした。

(従来品(下)と比べ、建物や道幅など詳細な地図表示を実現した)

最上位グレードのG1400には特典として、道路データを更新可能な部分地図更新が3年間無料(2023年7月末まで)となり、ガイドブック情報を含む全地図更新も同期間中に一度無料で更新することができる。

さらにVICSワイドにも対応し、別売品や通信費なしで渋滞を回避するスイテルート案内機能を搭載する。2020年4月からVICSセンターにより実施されている関東エリア1都6県でプローブ情報をビッグデータとして活用した道路交通情報サービスの実証実験により、プローブ情報を活用できる対象道路が全体の30%から70%まで拡大、到着予想時刻のズレ改善やルートの最適化が期待されている。

加えて、VICSワイドの渋滞情報とプローブ情報を区別したわかりやすい表示や、渋滞レベルを3段階に調整できる機能も搭載し、ドライバーに合わせたルート探索を可能とした。

新モデルは安全・安心の運転サポート機能も充実している。道路標識情報等を音声や画面表示で事前にドライバーに知らせ、初めての道や不慣れな道での走行をサポート。また、高速道路ではサービスエリア/パーキングエリアから出発する際に音声と画面表示で逆走の注意喚起し、逆走を検知すると再度音声と画面表示で警告する。ドライブの快適なルート案内からヒヤリハットを防止する運転サポートまでドライバーが安心できる充実した機能性を備えている。

道路標識情報などを表示する「安全・安心運転サポート」機能を搭載

【市場想定売価(税込み)】
CN-G1400VD=6万6000円前後▽CN-G740D=5万5000円前後▽CN-G540D=4万円

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