独VW、工場の生産効率向上とコスト削減を目的に「Industrial Cloud」の開発を加速

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フォルクスワーゲン グループは、工場の生産効率向上と、生産コストの削減を目的として、自社の工場と「Volkswagen Industrial Cloud(フォルクスワーゲン インダストリアル クラウド)」の統合を進めており、最初の3つの工場は2019年にすでに統合され、2020年末までには18の生産拠点が統合される予定であると述べている。

 

フォルクスワーゲンは、2016年から2025年にかけて、工場の生産性を30%向上させることを目指しており、目標を達成するために、「Industrial Cloud」は重要な手段になると述べている。具体的には、「Industrial Cloud」はAmazon Web Services(AWS)上に構築され、シーメンスが統合パートナーとなって、AWS上で共同開発している機能は、124の工場のすべてのデータをコスト効率よく、そして標準化された形で「Industrial Cloud」に集めて整理することを可能とすることで、生産および物流プロセスのさらなる効率化につながるアプリケーションをより迅速に提供することができると述べている。

 

フォルクスワーゲンは、まず、人工知能(AI)を利用して生産機械の予測的なメンテナンスを実施するほか、車両のリワークを削減することを焦点に、15ほどのアプリケーションを定義して、標準化されたアプリとしてすべての工場に利用可能にしたと述べ、最初の15のアプリケーションの実用化だけでも、2025年末までに約2億ユーロのコスト削減効果が見込まれていると説明している。

 

また、フォルクスワーゲンによって現在開発されているソリューションおよびアプリケーションは、オープンエコシステム内の他の企業でも利用可能になる予定で、自動車分野に限定せず様々な分野における複数のパートナー企業との共同利用と開発を推進することによって、プラットフォームやサービスを自社開発することなく、システム内でのシナジーを活用するという大きな利点を得ることが可能となると述べた。

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