日産、新潟にしかん地域循環共生圏協議会、電気自動車を活用した地域SDGsの取り組みに関する事業を発表

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日産自動車と、新潟にしかん地域循環共生圏協議会は、電気自動車を活用した地域SDGsの取り組みに関する事業発表を行った。

新潟にしかん地域循環共生圏協議会は、岩室温泉旅館組合、岩室温泉観光協会、岩室温泉自治会、NPO法人いわむろや、新潟国際情報大学、おらって協議会、MUSIC DROP、SHEプロジェクトで構成、発足した新組織であり、新潟市西蒲区の岩室温泉と、新潟国際情報大学を中心とした、環境配慮型の観光および大学教育との融合による地域活性化と地域循環共生圏の実現を目指している。

今回、日産と新潟にしかん地域循環共生圏協議会は、新潟市西蒲区の岩室温泉と新潟国際情報大学を中心に、教育と地域を連携する、EVカーシェアリングを活用した地域SDGsの取り組みに関する事業発表を行い、同社は2020年7月、新潟市岩室観光施設いわむろや(新潟県新潟市西蒲区岩室温泉)に、同社のEVカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」の新たなステーションを開設する。

開設する新ステーションには、電気自動車「日産リーフ」を配備し、土日・祝日、大型連休時には、岩室温泉を拠点に、観光客に移動手段として利用してもらうことで、地域観光の活性化を図る。また、平日は、新潟国際情報大学に拠点を移し、大学の教職員、学生など関係者の施設・拠点間の移動手段の他、地域産業や観光研究開発のために活用していく。これにより、クルマの遊休時間を有効的に活用できるだけでなく、移動手段、観光で岩室温泉を訪れている多くの人に、電気自動車ならではの走行や環境性能を訴求する。

また、今回の岩室温泉のNISSAN e-シェアモビステーション開設に伴い、日産は走行データなどの情報を提供し、地域観光を中心とした地域創生に貢献していく。

この実証事業トライアルは、温泉×大学×電気自動車、観光×教育×環境を融合する、全国においても、他に例をみない画期的で先進的な取り組みとなる。

新潟にしかん地域循環共生圏協議会では、より多くの人に岩室温泉を訪れてもらえるよう観光業、産業を中心とした、持続可能なまちづくりを推進。今回の実証事業運用は、岩室温泉や新潟国際情報大学など、新潟市西蒲区内を結ぶ新しい交通ネットワークを形成し、教職員や学生の交通手段としての利便性を向上させるとともに、地域観光産業の活性化、拡大・推進を目的に実施する。

また、日産は、本実証事業を通じて新潟にしかん圏内でのEVカーシェアリングの導入効果を検証すると共に、今後の課題・対策を整理し、EVカーシェアリングを通じて、観光利用に関わるデータ情報や、地域課題解決、地域活性化に向けた情報を提供、提案する。

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