メルセデス・ベンツ「GLS」をフルモデルチェンジ

新車情報

メルセデス・ベンツ日本は、フルモデルチェンジした新型「GLS」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて、3月23日より発売した。なお、納車は「GLS 400 d 4MATIC」は3月23日より、「GLS
580 4MATIC スポーツ (ISG搭載モデル)」(以下GLS 580 4MATIC スポーツ)は本年6月以降を予定している。

 

今回発売された新型「GLS」は、内外装デザインを一新し、最新技術と装備を搭載しているほか、室内スペースの拡大や、日本初導入となる48V(ボルト)電気システムを動力に使用したアクティブサスペンションE-ACTIVE BODY CONTROL、Aクラスで導入したインフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」と最新の安全運転支援システムを備えている。

 

<2モデルをラインアップ、日本初導入の「ISG」を搭載>

ラインアップは、最高出力330PS(243kW)、最大トルク700N・mを発揮する3リッター直列6気筒クリーンディーゼルエンジン搭載の「GLS 400 d 4MATIC」と、V型8気筒ガソリンエンジンとの組み合わせでは日本初導入となる「ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)」を搭載した「GLS 580 4MATIC スポーツ」を用意している。

 

また、全モデルで「9G-TRONIC オートマチックトランスミッション」を装備。オンロードとオフロードの性能を高いレベルで両立させた新開発の 4MATIC を採用しているほか、オフロード走行用のローレンジギアを備える「Off-Road エンジニアリングパッケージ」も両モデルにオプション設定した。さらに、「ADS PLUS(アダプティブ・ダンピング・システム プラス)」を搭載した高性能型の AIRMATIC サスペンションも標準装備している。

 

<エアロダイナミクスの改善にも貢献するエクステリア>

エクステリアでは、地面と垂直になる8角形の大型ラジエーターグリル、特徴的なデザインの2本のルーバー、クローム仕上げのアンダーガード、2本のパワードームを備えたボンネットなどを採用しているほか、「GLS400 d 4MATIC」のAMGライン仕様と「GLS 580 4MATIC」スポーツでは、バンパー下部左右に配置された2本のフィンなど、スポーティさを強調するデザインとなっている。

 

また、スリムなデザインとなったリアコンビネーションランプ、クロームメッキ仕上げのアンダーガードなどを装備。加えて、新型「GLS」のデザインでは、Cd値が0.32 という高い空力性能を実現するなど、エアロダイナミクスの改善にも貢献していると述べている。

 

 

<流れるような先進的なデザインを採用したインテリア>

インテリアにおいては、ダッシュボードに「12.3 インチワイドディスプレイ」と「12.3 インチコックピットディスプレイ」を装備して、 1 枚のガラスカバーで融合することで、ドアパネルまで流れるような先進的なデザインを採用し、インテリアトリムも同様に水平ラインがアクセントとなっている。

 

また、センターコンソールには、大きなグラブハンドルを左右に設け、デザインを一新したスイッチ類は金属の質感を備えているほか、前席にはシートベンチレーター、ステアリングヒーター、温冷機能付きカップホルダーを採用して快適性を向上した。さらに、空調においては、前席左右、2列目シート左右、そして 3列目シートの空調を独立調整可能な5 ゾーンクライメートコントロールとシートヒーターを標準装備している。

 

加えて、少ない力でも閉まる「ドアクロージングサポーター」を「GLS」 として初採用したほか、「GLS 580 4MATIC スポーツ」には、オプションとして、2 列目左右のリラクゼーション機能やシートベンチレーター、ヘッドレストクッション等を追加する「ショーファーパッケージ」を新たに設定した。

 

 

<ホイールベースを延長し居住性と積載性を向上>

2 列目シートには電動シートバックによる前後スライド機能を採用しており、最も後方にスライドさせることでレッグルームが87mm拡大した。また、40:20:40 分割可倒式バックレストや左右ヘッドレストの高さは電動調整式となっており、全モデル標準装備の 3列目シート(2人掛け)は、可倒式でフレキシブルなシートアレンジが可能なほか、専用の USB 充電ポートも備えている。また、ラゲッジルームでは、3 列目シート使用時は 470 リットルで、2、3列目シートを倒すと最大 2,400 リットルまで拡大する。

 

 

<快適性を向上する「エナジャイジング コンフォート」を全車標準装備>

「エナジャイジング コンフォート」は、「リフレッシュ」「バイタリティー」「トレーニング」の 3 プログラムから選択することが可能で、各種ヒーター、パフュームアトマイザー、シート設定、照明、音楽等のシステムを統合的にコントロールして、快適性を向上する。

 

さらに、「エナジャイジング コーチ」機能を使用すると、高度なアルゴリズムに基づき走行時間等を加味し、さらにGarmin® 製スマートウォッチを装着した場合は、ドライバーのストレスレベルや睡眠の質などの個人データも活用して、運転手をサポートするモードを提案するほか、シートクッションとバックレストのわずかな動きにより、着座姿勢の変更をサポートする「エナジャイジングシートキネティクス」が装備される。

 

<「MBUX」を搭載、「Mercedes me connect」を標準装備>

人工知能による学習機能により特定のユーザーに適応する個別対応能力を備えた、新型の自然対話式音声認識機能を装備した、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載しているほか、「安心安全サービス」「快適サービス」「おもてないサービス」を提供する、先進的なテレマティクスサービス「Mercedes me connect」も標準装備している。

 

<価格(消費税込)>

  • 「GLS 400 d 4MATIC」:1,263万円
  • 「GLS 580 4MATIC スポーツ」:1,669万円
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