日産自動車は、「e-POWER」が公益財団法人市村清新技術財団主催の「第52回 市村産業賞」の「貢献賞」を受賞したと発表した。今回の受賞は、「世界初、100%エンジンで発電し、100%モーターで走行するパワートレインの開発」を高く評価されたと述べている。
「市村産業賞」は、日本の科学技術の進歩、産業の発展に顕著な成果をあげ、産業分野あるいは学術分野の進展に多大な貢献をした個人またはグループを表彰する。
今回、受賞した「e-POWER」は、ガソリンエンジンにより発電し、その電力を利用してモーターの力だけで走行する、日産独自の電動パワートレイン。日産の「ノート」や「セレナ」に搭載されており、累計37万台を超える台数を販売している(2020年2月末時点)。年間のCO2排出削減量は、約10万トン、ガソリン消費削減量は年間約4.4万kLにもなり、環境へも大きく貢献していると説明している。