ウラカンECO RWDの斜め前方ビュー

ランボルギーニ、後輪駆動のウラカンEVO RWDを国内初披露

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アウトモビリ・ランボルギーニは1月10日、新型モデル「ウラカンEVO RWD」を国内初披露した。

この新型モデルは、4WDの「ウラカンEVO」を、ランボルギーニの原点でもある後輪駆動(RWD=Rear-Wheel Drive)にしたEVOシリーズの新エディション。日本でのデリバリーは2020年春以降で、価格は2412万6941円(税込)となる。

 

ピュアなドライビングを楽しむ後輪駆動モデル

ベースとなったウラカンEVOは、ウラカン・ペルフォルマンテの性能を基に、次世代の車両制御テクノロジーと空気力学を取り入れたV10スーパースポーツカーの進化系として2019年に登場。

新型RWDはそのさらにピュアスポーツモデルという位置付けで、日本および韓国のマネージングダイレクターであるフランチェスコ・クレシ氏は「新しいドライビング・エクスペリエンスを表現するクルマ」と説明。運転する楽しさを求めるドライバーのためのクルマと紹介された。

ウラカンEVO RWDと関係者のフォトセッション

ウラカンEVO RWDとクレシ氏(写真左)、プレゼンを行ったウラカンEVO RWDラウンチ・マネージャーのヴィットリオ・ミラノ氏(右)

あらゆるコンディションでの走行を最適化

新型モデルのパワートレーンは、自然吸気のV型10気筒5.2ℓエンジンに7速デュアルクラッチ・トランスミッションが組み合わされる。

軽量アルミニウムとカーボンファイバー製のハイブリッドシャシー、アルミニウムと熱可塑性樹脂からなるボディの総重量は1389kgを実現。ウラカンEVOよりも30kg以上軽量ながら、最高出力は449kW/610hp(8000rpm)、最大トルクは560Nm(6500rpm)、最高速度は325km/hに達し、パワーウエイトレシオは2.28kg/hpを誇る。

ウラカンEVO RWDのエンジンルーム

エンジンルーム

さらに、ピュアなパフォーマンス実現のために、特別なチューニングを施した最新のパフォーマンス・トラクション・コントロール・システム「P-TCS」を採用。ドライ、ウェット、雪道でさえもエキサイティングで最適な走りを実現し、加えてドリフトや横滑り後の再調整フェーズでもトルクが得られるようセッティングされている。

ウラカンEVO RWDのコックピット

インテリア

このP-TCSは、各ドライビングモードに従って個別調整されており、ステアリングのANIMA(イタリア語で魂の意味)ボタンで選択。「STRADA」モードの場合は後輪のスリップを抑えて安定と安全を確保。「SPORT」は加速時に後輪を横滑りさせて簡単にドリフト走行を楽しむことができる。

ウラカンEVO RWDのセンターコンソール

様々な機能をコントロールするセンターコンソールのタッチスクリーン

電気機械式、サーボアシスト付きのランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング(LSD)は、最適なフィードバックを得るため新型RWD専用に最適化。前後のボディデザインもウラカンEVOとは異なり、フロントは大型化されたエアインテークに新しいフロント・スプリッターと垂直フィンを備え、リアはエアロダイナミクスを見直し、ダウンフォースを73%向上させて高速走行時での安定性も高めている。

ウラカンEVO RWDのエアインテーク

大型化されたエアインテーク

 


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