■ようやく食指が動くサイズになったテスラ
2019年6月にデビューした、テスラのモデル3に試乗させていただきました!私はマンション暮らしなので、EVは充電の問題で購入対象外だったんですが、興味はあるんですよね。
でも、今までのテスラ車はボディサイズも大きすぎてさらに購入対象にならなかったんですが、今回のモデル3はようやく日本の道路事情にもマッチした、現実的なサイズで登場しました。
比較的大人しめのエクステリアとは裏腹に、内装や走りは今までの自動車の概念を破壊するほどの規格外のモンスターだったので、その驚きをレポートします!
■エクステリアの見た目は比較的地味め?
まずはテスラモデル3のエクステリアから見てみましょう。
モデル3のエクステリアは、ちょっとポルシェっぽい見た目ながら、未来感満載のギミックが多数仕掛けられています。
ボディの至るところにカメラがあったり、アウタードアハンドルも隠されるデザインになっていたり、「まさかそんなところが開くなんて!?」って場所に充電ソケットがあったり、驚きの連続です。
ただし、ボディの細かいチリがあっていなかったりするのは、アメ車品質なのかもしれません。
オーナーさんに聞いた所、これでもだいぶマシになっているのだとか。
ボディサイズは、全長4,695mm×全幅1,850mm×全高1,445mmと、立体駐車場にも入っちゃうサイズなので、都市部での取り回しや駐車場事情もクリアできそうです。
テスラモデルSやモデルXも魅力的なのですが、モデルSのボディサイズは全長4,970mm×全幅1,964mm×全高1,445mm、モデルXのボディサイズは全長5,036mm×全幅1,999mm×全高1,684mmと、全長5mやら全幅2mに迫るサイズは、さすがに日本の道路事情では厳しいと思っていましたが、ようやく現実的に乗りやすいサイズのテスラ車が出たなって感じです。
■内装はミニマル。ドアノブもメーターも何もない空間
エクステリア以上に驚かされたのがモデル3の内装です。
シンプルを通り越して「何もない」と言う表現がピッタリのインテリアデザインです。
メーターはおろか、エアコンの風向を変えるツマミ、グローブボックスを開けるノブ、さらにはドアハンドルまで無い、超ミニマルなインテリアになっています。
あるのはダッシュボード中央にある15インチの横型モニターのみ。これをタッチしてすべてのクルマの設定や操作をすることができます。
最初に見て触ったときには戸惑いしかなかったです(笑)だって、ドアの開け方すらわからないんですから。ちなみにドアはドアノブにあるスイッチを押して開けるようになっています。
グローブボックスは、液晶モニターの中からグローブボックスを開けるという項目を選ぶと開きます。
さらにはエアコンの風向までモニターの中から変えます。
さすがにエアコンのルーバーくらいは手動で動かしたい気もしますが、徹底しているなぁと思いましたね。
でも、この超シンプルな内装デザインは、ある意味完成形なのだと思います。
国産メーカーではここまで突き抜けられなかったでしょうね。
そして、これも国産車ではあり得ない「おもちゃ箱」の機能。
なんと、オリジナルのゲームまでインストールされていて、ハンドルやアクセルブレーキを使って操作します(笑)
私にはゲキムズでしたが、一緒に行ったカー&レジャーの大崎さんはめちゃくちゃ上手かったです(笑)
ただ、ゲーム上でハンドルを動かすと、実際にモデル3のタイヤまで動いて据え切りになってしまうので、オススメできないかも^^;
ステアリングバイワイヤなら、ゲーム中はステアリングから切り離せばいいのにと思います。
ゲーム以外でも、おもちゃ箱にはブーブークッションや焚き火などの機能もあり、パッセンジャーを楽しませるギミックがいっぱいです。
数々のクルマを所有したり試乗したりした私でしたが、テスラはそんな私でも新しい発見に出会えるワクワクを与えてくれました。
これはもはやクルマという概念を変える一台ですね。
内外装のインプレッションは以下の動画でも公開中!