FIA WTCR第8戦 鈴鹿、アウディ スポーツのニールス ランゲヴェルトが初表彰台を獲得

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FIA WTCR(世界ツーリングカー・カップ)の第8戦が、2019年10月27日、鈴鹿サーキットで開催された。このレースで、Audi Sportドライバーのニールス ランゲヴェルト選手は、26日に開催されたレース1で2位に入り、表彰台を獲得した。27日に開催されたレース2とレース3では、Leopard Racing Team Audi SportからAudi RS 3 LMSで参戦しているジャン-カール ベルネ選手が、不利なグリッド ポジションからのスタートにもかかわらず、ともにトップ10圏内でフィニッシュした。

 

最初の予選セッション後に、21のペナルティが明らかになったことにより、レース1のスターティング グリッドは大きく順位が変動したが、6人のアウディドライバーは、全員にミスがなく、最終的に、ニールス ランゲヴェルト選手は4番グリッドから2番グリッドに、チームメイトのフレデリック フェルヴィッヒ選手は5番グリッドから3番グリッドに、ワイルドカード参戦した日本のAudi Team Hitotsuyamaの宮田莉朋選手は7番グリッドから5番グリッドに、それぞれ昇格した。レース序盤、フレデリック フェルヴィッヒ選手はトップに躍り出たものの、彼にとって初めて走る鈴鹿のコースでミスを犯し、2番手にポジションを落とした。一方のフェルヴィッヒ選手は、6周目までランゲヴェルト選手に次ぐ3番手を走行していたが、ブレーキ キャリパーと左前輪の間に異物が挟まったことが原因でホイールを損傷した。ランゲヴェルト選手は、そのまま2位でフィニッシュし、WTCRシーズン初の表彰台を獲得した。今回の表彰台は、Audi RS 3 LMSにとって今季7回目で、2018年にWTCRシリーズが初開催されて以来、シーズン通算で24回目となる。

 

レース2では、ジャン-カール ベルネ選手が13番グリッドから巻き返して9位でフィニッシュし、フレデリック フェルヴィッヒ選手は18番グリッドから13位でチェッカーを受けた。17位でフィニッシュした富田 竜一郎選手は、Audi Team Hitotsuyamaから参戦した3人のワイルドカード ドライバー中、最高の結果を残した。Leopard Racing Team Audi Sportのゴードン シェデン選手は、20位でフィニッシュラインを通過し、最後のレース3では、ジャン-カール ベルネ選手が14番グリッドから再び4つポジションを上げて10位でフィニッシュ、フレデリック フェルヴィッヒ選手も18番グリッドから13位でチェッカーを受けた。フェルヴィッヒ選手は、その後、ライバルのペナルティにより11位に昇格しており、。ドライバーズランキングでは、9位のベルネ選手が、Audi Sportドライバー中トップに立っている。

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