1989年、レオーネがレガシィに進化して、ジャスティとの狭間を埋めるインプレッサが1992年に誕生。その6代目の最上級グレード、ST-H/324万5000円で走った。
まず気がついたのは乗り心地の良さ。サスのストロークが伸び、ダンパーの減衰力を低下させた感じ。
なのにカーブでの安定感向上に感心…リニアなハンドル応答、俊敏な姿勢変化、加えてマイルドハイブリッドらしい電動アシストによる加速の良さ、それが200万円台から「こいつは買い得」と思った。
水平対向エンジンはポルシェとスバルのお家芸。そこから一直線で構成される左右対称の四駆システムの性能は世界が認めるメカ。で、世界のラリーを荒らし回った。
全長4475㎜×全幅1780㎜。前後席必要な広さが確保され、前席のホールド力とフィット感が気にいった。中央の11・6インチディスプレイは情報量が多く便利で使いやすい。
もちろん評判のアイサイトに始まる安全装備、運転支援装備も充実。褒めてばかりだったが、6代目の印象は、運転したくなるクルマ、運転が楽しいクルマということだった。