モビリティサービス事業者と協力し様々なアクセス手段を提供
ウエインズトヨタ神奈川(宮原漢二社長)は10月21日、同社グループの一員であるプロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」の2023-24シーズンB1リーグ ホーム開幕戦において、「横浜ビー・コルセアーズ観戦モビリティ」の実証実験を実施した。
本実証実験は、観戦に訪れるファンのアクセシビリティ向上につながる移動手段の提供と、試合開催日に発生する会場周辺の混雑や渋滞問題解消を目的に、来場者のニーズに応じた様々なモビリティサービスを提供するもの。今回はその第1弾として、シェアタクシーとシェアサイクルのサービス運営が行われた。
利用者からも好評の声
シェアタクシーサービスは、移動シェアサービス「NearMe」のプラットフォームを活用し、同じ目的地の観戦者たちがタクシーをシェアすることで、経済性と快適性を両立させたサービス。予約と決済はウエインズトヨタ神奈川HP内の専用サイトから事前に可能となっており、運行ルートは横浜市内および会場周辺の主要な3エリアから、試合会場の横浜国際プールまでの区間。この日は事前に予約した16グループを送迎した。
利用者からは「最寄り駅から会場に行くまでの長い上り階段が大変だったので、今回は移動が楽だった」「ファンだったインフルエンサーと偶然同乗できて、楽しかった」といった声が聞かれた。
自転車シェアサービスの駐輪場満車問題を解消
シェアサイクルサービスは、同サービスを全国展開するOpenStreet協力のもと、乗り捨て可能な電動アシスト自転車のシェアサービスを活用。会場内の既存ステーションを大幅に拡大し、約40台の自転車停留場を設置。駐輪場の満車問題を心配することなく、近隣のステーションから気軽に利用できるようなったことで、普段からシェアサイクルを利用する来場者からも好評であった。
同社は今後も実証実験を通じて、多様なモビリティの選択肢を提供し、スポーツ観戦を誰でも楽しめる環境の構築を目指していく。