ヒョンデモーターグループ、EV用バッテリーの安定供給に向け高麗亜鉛と提携

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ヒョンデモーターグループ(韓国)は、韓国を代表する非鉄金属精錬会社の高麗亜鉛と覚書を締結し、ニッケルのバリューチェーンを通じた包括的な協力を構築する。

今回の提携には、ニッケルの原材料の共同調達やニッケル原材料の加工、加工ニッケルとバッテリー原材料の安定供給の確保、バッテリーリサイクルを含む新規事業の開拓等も含まれる。

ヒョンデモーターグループは今年4月、2030年までに合計364万台のEV(電気自動車)を生産し、世界トップクラスのリーダーシップを確保する計画を発表している。

この目標を実現するため、同グループはニッケルやリチウム等の主要な原材料の調達を重要視しており、原材料の調達や加工、バッテリー原材料の製造を専門とする様々なグローバルパートナーとの連携を積極的に模索していく。

今回のパートナーシップによる、ニッケルの供給は2026年の開始が予定されている。2031年にはIRA(米国のインフレ抑制法)の要件を満たすEVバッテリーを生産するのに必要なニッケルの50%を、高麗亜鉛との提携を通じて調達する計画になっている。

※メイン写真は、ヒョンデモーターグループのキム・フンス副社長(左)と、高麗亜鉛のパク・キドク社長

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