トヨタモビリティ東京(佐藤康彦社長)は8月31日、東京消防庁目黒消防署(齊藤悦弘署長)と「災害時における給電車両貸与に関する協定」を締結した。同様の協定締結は都内5例目となる。
目黒消防署では、ハイブリッド車両を動く給電車両としていかに有効活用できるか検討した結果、デコンタミネーションスペース*での活用を見出し今回の協定締結に至った。
*活動隊員が消防署に帰ってきた際に、消防署の出入り口に設ける除染区域のこと。火災現場から戻った際に泥や灰をしっかり落とし、庁舎内を汚染させないための活動スペース
目黒区内にある同社2店舗(目黒本町店、目黒碑文谷店)には、11台の給電機能付き試乗車が配備されている(2023年8月現在)。災害時には、災害対応業務およびその継続のために必要な電力を確保すべく給電車両を無償で貸与し、平時は地域の防災訓練やイベントなどに協力する。
協定締結式で目黒消防署・齊藤署長は「この度締結した協定を地域にどう還元していくか考え、実行していきたい。これを機にトヨタモビリティ東京にご協力いただきたい」と語った。