MONET、MaaS向けの架装車両やキットを提供する 「MONET MaaSコンバージョン」の第1弾を発表

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MONET Technologies(以下、MONET)は、MaaS(Mobility as a Service)向けの架装車両や架装キットを提供する「MONET MaaSコンバージョン」の第1弾として、車内のレイアウトを柔軟に変更して1台をさまざまな用途で活用できる「マルチタスク車両」と、車内での乗客のパーソナルスペースの確保と換気に配慮した「パーソナルベンチレーションキット」の2種類を開発し、8月27日から企業と自治体を対象に受注を開始したことを発表した。

 

同社は、「MONET MaaSコンバージョン」とデータ基盤やAPIなどを備えた「MONETプラットフォーム」を提供することで、人の移動だけではなく、小売・医療・観光・行政などさまざまなサービスの移動を、車両とシステムの両面から支援し、今後も企業や自治体と共に、MaaSによる社会課題の解決と新たなモビリティサービスの創出に取り組んでいくと述べている。

 

<「マルチタスク車両」について>

「マルチタスク車両」は、複数のレールを活用した専用フロア構造(意匠登録済み)により、後席の取り外しや移動、テーブルの設置などを工具を使わずに自由に行える架装車両。オンデマンドバスとしての活用だけではなく、電源、照明、テーブル、モニターなど(一部オプション)を装備しているため、移動先での商談スペースやオフィスとしての利用、物販や行政サービスの提供など、さまざまな用途で活用することが可能となっている。

 

<「マルチタスク車両」販売概要>

◆ベース車両:トヨタ・ハイエース グランドキャビン

◆車両登録方法:持ち込み登録

◆架装内容:

  • 標準装備:フロアレール(後部)、専用シート(後席8席)、LED室内照明、USBポート(後部5カ所)、専用リアヒーター
  • オプション:テーブル、24インチモニター、カーテン(全面)、専用内装パネル、空気清浄機など

◆乗車定員:10人(後席8人)

◆販売価格:

  1. 車両+架装:税抜き820万円~(税込み 902万円~)
    ※ ベース車両は、メーカーオプションなどを標準装備。
    ※ 4WD、寒冷地仕様などは追加費用が必要。
    ※ 登録諸費用、保険・税金、納車費用などが別途必要。
  2. 架装のみ:税抜き420万円~(税込み 462万円~)
    ※ 車両の状態によっては、架装を断る場合がある。
    ※ 登録諸費用、保険・税金、納車費用、陸送費用などが別途必要。

◆受注開始日:2020年8月27日

◆納車開始時期:2021年1月中旬

 

<「パーソナルベンチレーションキット」について>

「パーソナルベンチレーションキット」は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて開発した、車内での乗客のパーソナルスペースの確保と換気に配慮した架装キット。主に地域のオンデマンドバスや通院・通勤シャトルバス、旅館の送迎車などへの架装を想定している。
 

座席間に隔壁やカーテンなどを設置することで、パーソナルな空間をつくり、ドライバーや乗客同士の接触を極力少なくするほか、MONETが独自に開発した強制換気の仕組み(特許出願中)により、各後席の天井から外気を取り入れ、後方へ流して排気することで、常に新鮮な空気に入れ替えることが可能となっている。また、乗客の体表面温度を測定する非接触式測定器を装備しているのに加え、乗客の降車後にドライバーなどが容易に清掃を行えるよう、後席にはビニールシートカバーを装着している。

 

外気の導入と強制換気のイメージ

 

個室の換気のイメージ

 

 

<「パーソナルベンチレーションキット」販売概要>

  • ベース車両:トヨタ・ハイエース グランドキャビン
  • 架装内容:前席・後席間の隔壁、後席の個別隔壁・カーテン、強制ベンチレーションシステム、ビニールシートカバー(後席のみ)、後席インターホン(5席)、体表面温度を測定する非接触式測定器、専用ダストボックス
  • 乗車定員:10人(後席8人) ※後席空間は5つに分割している。
  • 販売価格:架装/税抜き71万円~(税込み 78.1万円~)
    ※ 納車費用・陸送費用などが別途必要。
    ※ 架装に伴う、登録変更の必要はない。
  • 受注開始日:2020年8月27日
  • 納車開始時期:2020年9月下旬
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