トヨタ自動車は7月31日、電動車の普及が進む中国市場において、競争力のある電動車の提供を目的として、知能化・電動化技術の現地開発を強化すると発表した。
同社では、IEM by TOYOTAを核に現地開発を推進することで、中国市場における競争力のある商品のスピーディーな開発、提供に挑戦する他、中国で得た開発成果等についてはグローバルにも還元すると述べている。
【知能化・電動化技術の現地開発における取り組み】
- 中国トヨタ最大のR&D拠点「トヨタ自動車研究開発センター（中国）有限会社」の社名を、8月1日付で「トヨタ知能電動車研究開発センター（中国）有限会社＜Intelligent ElectroMobility R&D Center by TOYOTA （China） Co., Ltd. 以下「IEM by TOYOTA」＞」に改称
- 中国における合弁会社のR&D拠点3か所［FTRD（一汽トヨタ自動車有限会社技術研究開発支社）、GTMC（広汽トヨタ自動車有限会社）のR&D、BTET（BYD TOYOTA EV TECHNOLOGYカンパニー有限会社）］のエンジニア等をIEM by TOYOTA主導の開発プロジェクトに投入
- 電動化では、マルチパスウェイを軸にしたカーボンニュートラル実現のため、電動車全般（BEV・PHEV・HEV・FCEV）の現地開発を強化。さらに、デンソーとアイシンもIEM by TOYOTAに参画し、電動パワートレーン開発を加速
- 知能化では、空間設計やAI活用を通じたユーザーエクスペリエンスのためのスマートコックピットや、より中国の実情にあった自動運転・先進安全機能の現地設計・開発を加速、推進
- 電動化および知能化の競争力強化に向け、「現地サプライヤーの開拓」「部品設計の見直し」「生産技術・製造モノづくり改革」の3分野での取り組みを通じ、製造コストを大幅に削減
