トヨタがグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに出展、水素の可能性を示す車両の展示やデモランを実施

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TOYOTA GAZOO Racing(以下「TGR」)は7月11日、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(開催期間:7月13日~16日)に出展すると発表した。

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、イングランド南部の歴史あるグッドウッド・ハウスの敷地内で開催されるモータースポーツの祭典。TGRは同イベントにおいて、持続可能でカーボンニュートラルな未来に向かって発展させていくためのマルチパスウェイの考え方をテーマに、e-fuel使用車両や、将来の水素の可能性を示す車両の展示やデモランを実施する。

具体的には、2022年に3つの世界選手権での年間タイトル獲得、及び、ル・マンとダカールラリーのダブルタイトルを獲得したことを記念し、世界ラリー選手権を制した「GRヤリス ラリー1 ハイブリッド」、ラリー2用に開発中の「GRヤリス ラリー2 コンセプト」、モータースポーツに不可欠なスピード・サウンド・フィーリングをドライバーと観客双方のために提供することを目的に開発している水素燃焼エンジン技術を採用した「GRヤリス H2」を展示。GRヤリス3台のデモランをTGRドライバーが実施する。

さらに、ダカールラリー優勝ドライバーであるナッサー・アル-アティヤ氏の活躍を称えた“Nasser’s Jump”がオフロード・アリーナに新設。同氏がジャンプのデザインに協力した。

加えて、水素トップカテゴリーへの参戦を視野に入れて開発が行われ、先月初公開した「GR H2 レーシングコンセプト」、2021年と2022年にマニュファクチャラーズタイトルとドライバーズタイトルおよびル・マン優勝を果たした「GR010 ハイブリッド」の展示を予定している他、最新のGT4車両「GR スープラ GT4 エボ」の展示と中嶋一貴氏によるヒルクライムコースのデモランも実施する。

他にも、GRスープラ GT4生産100台を記念した欧州向け新型車「GRスープラ GT4 100th エディション トリビュート」や、セダンタイプの燃料電池自動車「ミライ」のスポーツバージョン・コンセプトカー「ミライ スポーツコンセプト」の公開も予定している。

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