MINI、次期モデルファミリーの4つのデザイン・エレメントを公開

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MINIは5月10日(独現地時間)、次期モデルファミリーの4つのデザインエレメントを発表した。新開発丸型有機ELディスプレイ、モダンなステアリングホイールとシートやリム等を限定公開し、伝統的なブランド価値と先進技術の融合をアピールした。

MINIは今回、次期完全電気駆動モデルファミリーの導入するデザイン言語「カリスマ的なシンプルさ」を初公開。機能的な要素のシンプルさとMINIが誇るエモーションを融合し、意識的に、表現力の高い要素に絞り込むことで、象徴的なMINIの見直しを図る。また、持続可能な素材の採用も新しいデザイン言語の本質的な部分として挙げている。

 

 

 

伝統と先進技術を融合させた丸型有機 EL ディスプレイ】

次期モデルファミリーでは有機ELディスプレイという形で再解釈される、MINIを象徴する丸型のセンター・インスツルメント・ディスプレイを、視覚的に削ぎ落したインテリアの中央に装備する。有機ELディスプレイは直径240mmで、インスツルメントクラスターとオンボードモニターの機能を持ち、フレームレスの洗練されたデザインが上質な印象を与える。タッチコントロールは全く新しいミニマルなユーザーインターフェイスを備え、インフォテインメントと空調などの機能を統合している。

【持続可能性にこだわった多様な素材を採用】

MINIの次期モデルファミリーには、高品質で持続可能な多様な素材や色、革新的なテキスタイルデザインを採用する。根本的な見直しが行われたステアリングホイールは、標準仕様が2スポークデザイン、オプション仕様ではスポーティな形状に加え、第3の要素として特徴的なファブリック仕上げを施した。カラーアクセントのバイブラントシルバーは、外装・内装ともメタリックな輝きを放ち特別感を演出する。

シートでは、新しい色や柄の新鮮な組み合わせと、千鳥格子のようなクラシックなスタイルが、過去から未来への架け橋を表現しており、ラミネート加工された高級感のあるシートサイドパネルには、初の試みであるシートに組み込んだアームレストと同様、インテリアをくつろいだ雰囲気としている。

 

 

【新デザイン言語の原則にのっとった軽合金製ホイール

一からデザインを見直した軽合金製ホイールでは、強い色のコントラストを特徴とするグラフィックデザインを採用することで生じるサイズの錯覚が、外向きのスポークによってさらに強調されている。無駄を削ぎ落としたホイールデザインは、ややコンパクトな2次元のデザインで、空力特性の向上と航続距離に貢献する。

 

 

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