トヨタ、デンソー福島工場で水素利活用モデルを構築

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トヨタは3月9日、福島県と共同で「福島発」の水素・技術を活用した新たな未来のまちづくりに向けた活動を進める一環として、デンソーグループと連携し、工場におけるカーボンニュートラルの実現に向けて、再生可能エネルギーとあわせて水素の利活用に取り組むことを発表した。

同社は今回、「MIRAI」のFCスタックなどを流用して、水を電気分解して水素を製造する水電解装置を新たに開発し、今後の普及促進に向けた技術実装の場として、本年3月に株式会社デンソー福島の工場(以下「デンソー福島工場」)において稼働を開始した。今後、この水電解装置で製造したクリーンな水素を工場ガス炉で自家消費する「水素地産地消」モデルの構築を目指して取り組みを加速するとともに、水素利活用モデルの構築に向けた取り組み内容を広く公開することで、実装の輪を広げると述べている。

なお、水電解装置に搭載しているスタックなどを、3月15日(水)~17日(金)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「FC EXPO(水素・燃料電池展)」に出展する。

 

<水電解装置の構成>

 

<スタックの使い方 : 燃料電池(FC)と水電解>

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