日産、「童話と絵本のグランプリ」入賞作品を発表

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日産は3月3日、一般財団法人 大阪国際児童文学振興財団が主催し、同社が社会貢献活動の一環として協賛している「第39回 日産 童話と絵本のグランプリ」の童話と絵本各部門の入賞作品38編を発表した。

2022年7月から10月まで募集した同グランプリには、全国のアマチュア作家から創作童話1,806編と絵本361編の応募があり、選考の結果、「童話の部」の大賞は、コウタリ リンさん(京都府在住)の作品「あたしは本をよまない」が、「絵本の部」の大賞は、うめはら まんなさん(静岡県在住)の作品「なんかひとりおおくない?」が受賞した。なお、大賞受賞作品は2023年12月にBL出版株式会社から出版を予定している。

また大賞のほか、「童話の部」では優秀賞3編と佳作20編が、「絵本の部」では優秀賞3編と佳作10編が選出。同社では、今回大賞および優秀賞を受賞した作品計8編と入賞者を紹介した「第39回 日産 童話と絵本のグランプリ 童話・絵本入賞作品集」を制作し、日産 グローバル本社ギャラリーなどで無償配布するとしている。

【大賞作品の詳細】

<「童話の部」大賞>

「あたしは本をよまない」は、読書が苦手な小学生の女の子が、本を通じて友情を育むストーリーで、主人公のユイちゃんをはじめ、クラスメートや転校生のキャラクターが生き生きと描かれており、ストーリー全体の構成力やタイトルの面白さが高く評価された。

<「絵本の部」大賞>

「なんかひとりおおくない?」は、いとこたちが夏におじいちゃんの家に集まったときのストーリーで、銅版画で書かれた古民家の絵が秀逸で、座敷童子の出てくる雰囲気がモノクロの絵から伝わってくる点が魅力的だと評価された。

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