日産「セレナ」「エクストレイル」「ランディ」をリコール 火災に至るおそれ

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日産は1月27日、「セレナ」「エクストレイル」及びスズキ「ランディ」計3車種の電気装置(ECOモータ)に不具合があるとして27万7,462台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は平成22年9月20日~平成29年6月2日。不具合の発生件数は2,395件。事故発生件数は火災5件、部分焼損6件。

不具合の部位は電気装置(ECOモータ)で、アイドリングストップ付車のECOモータにおいて、内部ベアリングのシール仕様が不適切なため、シール性能が不足し異物が侵入するとベアリングが破損し異音が発生することがある。そのまま継続して使用した場合、ECOモータが故障しエンジンが停止するおそれがある。万が一、周辺部品に整備時等でこぼれたエンジンオイル等の可燃物がある場合、ECOモータ故障に伴う熱風と火花が開口部から吐出し周辺部品が焼損することがあり、最悪の場合、火災にいたるおそれがある。

改善措置は、全車両でECOモータを対策品に交換する。なお、対策品の準備ができるまでの間、遮熱カバーを取り付け、部品準備ができしだい改めて案内し対策品に交換する。

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