マツダは1月27日、「MAZDA2」を大幅に商品改良し、全国のマツダの販売店を通じて予約受付を開始した。価格（消費税込）は152万9000円～254万1000円。なお、発売は3月下旬を予定している。
今回の商品改良では、開発コンセプトを「好きを探せる相棒」とし、フロント、リアバンパーやグリルなどのデザイン変更や内装の見直しを図ったほか、ルーフフィルムなどの多彩なカラーコーディネーションを設定、新機種を追加し、各機種のキャラクターを明確化した。新ボディカラーとして、「エアストリームブルーメタリック」と「エアログレーメタリック」を設定した。
機種体系の見直しでは、新機種「15 BD」「XD BD」、スポーティさを強化した「15 SPORT」「XD SPORT+」、質感を高めた「15 Sunlit Citrus」に集約した。
【新機種「15 BD」「XD BD」】
「自分らしく、自由な発想で、遊び心を持って」をイメージして開発した新機種「15 BD（イチゴー ビーディー）」、「XD BD（クロスディー ビーディー）」を設定。2トーンのフルホイールキャップを新たに設定。また、ボディカラーに合わせたピュアホワイト、グロスブラック、グロスライトブルーの3種類のインパネや、ルーフフィルムをメーカーオプションで新たに設定。ドアミラーのカラーと合わせて、ボディ同色以外にホワイト、ブラックも選択が可能となっている。ボディカラー11色、インパネカラー3色、ルーフカラー3色、ホイールキャップカラー6色を用意し、全198通りのカラーコーディネーションから選択が可能。他にも、用品を拡充するとともに、用品パッケージ「ROOKIE DRIVE（ルーキー ドライブ）」と「CLAP POP（クラップ ポップ）」を設定した。
【スポーティさを強化した「15 SPORT」「XD SPORT+」】
「15 SPORT（イチゴー スポルト）」、「XD SPORT+（クロスディー スポルトプラス）」は、専用のメッシュグリル、アルミホイールなどを採用すると同時に、MT車を設定することで、スポーティさを強化。 16インチ専用アルミホイール（ブラックメタリック塗装/切削加工）、専用メッシュグリル（グロスブラック）、ブラック基調のシート（赤ライン）などを専用装備として採用している。
【質感を高めた「15 Sunlit Citrus」】
「15 Sunlit Citrus（イチゴー サンリットシトラス）」は、パワーシートやステアリングヒーターなどを標準装備とすることで、質感を向上。本革巻きのステアリング、シフトノブ、パーキングブレーキレバー、 パワーシート、ステアリングヒーター、SBS（スマート・ブレーキ・サポート）、MRCC（マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール）、LAS（レーンキープ・アシスト・システム）を標準装備している。
【環境に配慮した塗装技術や素材を採用】
マツダは2035年にグローバル自社工場でのカーボンニュートラルを実現することを目標に掲げ、省エネ、再エネ、カーボンニュートラル燃料の活用の3本柱で取り組みを進めており、今回の商品改良で採用したルーフフィルムは、従来の2トーンカラー塗装に比べてCO2排出量とエネルギーを大幅に削減。またインパネには、植物由来原料の材料「バイオエンプラ」を採用し、従来の塗装では実現できない高い質感を実現すると同時に、石油資源の使用量削減やCO2排出量の抑制、無塗装によるVOC（揮発性有機化合物）の削減など、環境負荷の低減に貢献している。
