【全高1550㎜以下】タワーパーキングに入る国産SUV一覧

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人気の高いSUVだが、その人気の理由の一つは高い着座位置による見晴らしの良さ。遠くまで見渡せるので周りの状況を確認しやすく、運転もしやすい。しかし、それだけに車高も高くなり、問題になるのが機械式駐車場(タワーパーキング)を利用しにくいことだ。ハイルーフOKの機械式駐車場も増えてはきたが、昔からある標準仕様の場合、駐車できるのは「全高1550mm以下」となっていることが多いのである。SUVは全高1550mmを超えるモデルが多いから、特に自宅マンションの駐車場が機械式の場合、SUVを諦めるか、他に平面の駐車場を探すことになる。

だが諦めるのはまだ早い。SUVでもコンパクトサイズのSUVの一部には全高1550㎜以下のモデルもあり、これならタワーパーキングの利用もOKだ。こうした都市部でも便利な5モデルを紹介しよう。(編集部)

 

《全高がジャスト1550㎜のSUV》

・トヨタ C-HR

デザイナーの描いたデザイン画のイメージをそのまま市販化したような、各部にエッジを効かせた独特のデザインを持つトヨタ・C-HRは、4WDのG-TとS-Tを除く全グレードが全高1550㎜。

グローバルモデルとして世界各地の多様な道で走行テストを重ね、走行性能にも自信を持つオンロード寄りのSUVで、GR SPORTの設定や6速MTの設定があるのも走りを楽しみたい人に最適といえるだろう。パワーユニットは1.8リッターエンジン+モーターのハイブリッドと、1.2リッターターボの2タイプがあり、走行性能だけでなく環境性能も両立させている。

トヨタ・C-HR

・マツダ CX-3

マツダのSUVモデル「CX」の中で、最もコンパクトなモデルがCX-3だ。コンパクトといえども上級モデルと同様の安全装備や“人馬一体”にこだわったクルマづくりは、マツダモデルに共通するもので、小さいからとって妥協は一切ない。2種類のガソリンエンジン(2.0リッター、1.5リッター)に、トルクフルなディーゼルエンジン(1.8リッター)も揃えるなどパワーユニットも豊富だ。

マツダ・CX-3

・マツダ MX-30

マツダ・MX-30は、従来の魂動(こどう)デザインの流れをくみつつも、シンプルな線と面で構成された新しいデザインに、内装材の一部に環境に配慮した素材を使用する等、従来の“CX”とは異なるスタンスを取る都会派SUV。後席ドアは観音開きドア(フリースタイルドア)を採用しているのも大きな特徴といえるだろう。

マツダ初のEV(電気自動車)モデルもラインアップされているのだが、こちらは残念ながら全高が1550㎜をわずかに越えているので注意したい。

マツダ・MX-30

・スバル XV

コンパクトハッチバックのインプレッサから派生したSUVが「XV」。扱いやすい手頃なボディサイズにスバルのコア技術である水平対向エンジン+シンメトリカルAWDや、先進安全運転支援システム“アイサイト”を搭載し、フィールドを安心・安全に走れる装備に満ちている。ハイブリッドの“e-BOXER”ユニットも加わり、シームレスな力強い走りも堪能できる。なお、全高1550㎜はルーフアンテナを倒した状態での数値となっている。

SUBARU・XV

《さらに低い全高1540㎜のSUV》

・マツダ CX-30

CX-5とCX-3の中間に位置する新しいクロスオーバーSUVとして誕生したのがCX-30。扱いやすさいボディサイズと、この「1540㎜」という全高が特徴になっている。前述のCX-3同様“人馬一体”が味わえる心地よさや、上質な乗り心地がボディの大小に関係なく味わえるのが嬉しいところ。パワーユニットは1.8リッターのディーゼルに加え、2種類の2.0リッターガソリンエンジンを設定。その一つは、新しい燃焼方式でガソリンエンジンのさらなる可能性に挑むSKYACTIV-Xエンジンとなっている。

マツダ・CX-30
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