東京オートサロン2023!個人的に注目したブースはこれだ!

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昨年に続き、コロナ禍でも開催されたことに感謝しつつ、私ワンソクTubeが実際に見てきた感想と個人的に注目したブースや車両をレポートします。

今回注目だったブースは三菱!

東京オートサロン2023の中で個人的に一番興奮したのが、三菱ブースに展示されていたデリカミニですね!eKクロススペースをベースに、デリカのイメージを踏襲したエクステリアに架装した新型軽自動車ですが、昨年公開されたティザーイメージの時点でも話題沸騰。各ディーラーへの問い合わせも殺到したとのことで、2023年春の発売を前に先行で予約が開始されました。

私もすでに予約済みの納車待ちとなっていますが、オートサロン開催日の1月13日から公式HPでも情報がアップされました。見た目は現行型デリカというより、ランドローバーのディフェンダーを彷彿とさせるヘッドライトが特徴。グリルなどは現行前期型のイメージを踏襲し、ひと目見て「欲しい!」と思えるデザインになっているのは三菱のデザイン力を感じました。

今回初めて実車を見て触ることが出来ましたが、エクステリアはかなりよく出来ており、ピアノブラックやシルバー加飾されたパーツで覆われており、軽自動車とは思えない仕上がりになっています。

デリカミニは、ベースとなっているeKクロススペースよりも車高を上げ、アプローチアングルなども向上しており、さらに4WDではサスペンションも専用設定になっているとのことで、悪路走破性も軽自動車の中ではトップクラスになると期待されます。特に降雪地域では待望の一台になるのではないでしょうか。

内装においては、残念ながらeKクロススペースそのままのデザインとなっており、デリカミニらしいゴツゴツとした感じはありません。ただ、eKクロススペースは日産ルークスがベースになっているので、ナビやメーターなどのインフォテイメントシステムも日産譲り、アダプティブクルーズコントロールにレーンキープアシストなど日産プロパイロット相当のマイパイロットが装備されるので、軽自動車としてもトップクラスの先進性になっています。

後席シートバックが防水加工になったり、ルーフレールが付いたり、アウトドア需要にも対応した内容になっているのも、キャンプなどが流行っている昨今では多くのユーザーに支持されそう。

N-BOXを乗り継いでいる私ですが、ステアリングヒーターや全車速でレーンキープしてくれるマイパイロットなど、N-BOX以上の装備が付いているので、デリカミニは売れそうな予感がしています。

 

三菱ブースもかなりの活況
デリカミニは今回のオートサロンでの一番注目!

 

TOYOTA Gazoo Racingブースでは豊田章男社長がプレゼンテーション

13日の朝イチから行われたプレスカンファレンスでは、豊田章男社長が「車好きだからこそできるカーボンニュートラル」を提唱し、AE86のレビンとトレノをそれぞれEV化と水素化。ユニークだったのが、LEVINにEVの文字が含まれているのをデビュー以来50年かかって実現できたとプレゼンされていたのが印象的でした。また、トレノでは4A-GEのエンジンはそのままに水素を燃料として走るようにレストアしているとのこと。既存のパワートレインを使ってカーボンニュートラルが実現できるという一つの証明にもなっており、EV一辺倒の自動車開発に一石を投じる内容だったと感じました。事実、昨今ではリチウムの価格が高騰し、EV推しだった欧州メーカーも掌を返し始めています。トヨタとしては「それ見たことか」という気持ちではないでしょうか。

一方で、プレゼンテーションの冒頭では、豊田章男社長自ら「トヨタは日本を諦めつつある」というメディアの記事を引用し、アジアの他の国々に比べ、日本の政府や国民から、トヨタのやっていることを褒めたり認めたり感謝したりする動きが全く見られないことを嘆いていました。

トヨタは、自身のグループ企業だけでなく、下請けや流通・宣伝広告など多くの企業の雇用を支えている日本を代表する大企業です。そんな大企業が本当に日本を諦めてしまったら、それこそ日本は終わりだと思います。そうならないためにも、私達一人ひとりが声を上げ、良いところは認めてフィードバックし、政府に対しても声を上げていかなければならないと改めて感じました。

豊田章男社長のプレゼンテーションに感動

 

話題の新型プリウスのモデリスタエアロが2種類公開

続いては、トヨタの純正エアロパーツであるモデリスタから、新型プリウスを飾る2種類のエアロパーツが公開されました。

フィギュアスケーターでタレントの本田望結さんをゲストに行われたプレスカンファレンスでは、多くの報道陣が集まっていました。

1つ目が「ネオアドバンススタイル」というエアロで、フロントにLEDのアクセサリーラインが入る未来的なエアロパーツ。2つ目はメッキラインが高級感を演出する「エレガンスアイススタイル」。私も新型プリウスを購入して納車待ちなので、ワクワクしながらアンヴェールを見ましたが、どちらも先進的な新型プリウスをさらにアグレッシブに飾っていて、思わず物欲が刺激されました。

プリウス モデリスタ「ネオ・アドバンス・スタイル」
プリウス モデリスタ「エレガンス・アイス・スタイル」

スバルブースでは新型インプレッサが日本プレミア

スバルブースでは、新型インプレッサが日本初お目見え。先代までXVと呼ばれていた、インプレッサのリフトアップ版はクロストレックと名前を変えてすでに昨年デビューしていますが、新型インプレッサは基本的にクロストレックと中身は同じなので、一番の違いはエクステリアのデザインとなります。STIパーツが付いた参考出展の新型インプレッサはXVより低められた車高と、クロストレックよりシンプルなバンパー形状になっていて、プレーンな印象。一方でリアビューでは中央2本出しのSTIのマフラーが派手でした。素の状態のインプレッサも早く見てみたいですね。

それ以外ではレヴォーグの500台限定特別仕様車「レヴォーグSTI Sport#」も展示されていました。2.4リッターエンジンを搭載するSTI Sport R EXをベースに、STIパフォーマンスパーツを装備し、専用チューニングも施されています。エクステリアではフロントグリルやドアミラー、インテリアではウルトラスエードを使用したRECAROシートやルーフトリムなどをブラックで統一するなど、特別仕様車ならではの内外装になっています。価格は576万4000円とかなり強気ですが500台という限定付きなのでSTIパーツなどを後付するよりお買い得感があるかも。

さらにスバルブースでは、クロストレックをベースにしたBOOST GEARコンセプトも展示。アウトドアを存分に満喫できる遊び心を満載したプロトタイプモデルで、各部には泥や石でも傷つきにくい高耐久塗装が施され、ウエラブルカメラや釣具などを外装に装着ができるようになっていたり、コンセプトカーらしい仕上がりになっていました。私もクロストレックが間もなく納車されますが、このコンセプトカーの外装がアフターパーツで売られていたらカスタムしたいですね。

初披露となった新型インプレッサはSTIパーツが装着されたカスタムモデル
500台限定のレヴォーグSTI Sport#
クロストレックをカスタムした「BOOST GEARコンセプト」

 

実はアツいのが東京アウトドアショー!

東京オートサロンの期間中には、同敷地内で東京アウトドアショーも同時開催されており、オートサロンのチケットを持っていれば入場できるのでぜひ併せて見ておきたいところ。特に、レクサス&トヨタブースでは、レクサスRXアウトドアコンセプトを始め、日本未発売のレクサスGXアウトドアコンセプト、さらに個人的に大注目だったクラウンクロスオーバーアウトドアコンセプトも展示されています。どのモデルもアウトドアを楽しむためのギミック満載の趣向を凝らしていて、市販しても良いのにと思える仕上がりになっていました。実際に市販の予定はないそうですが、今回の展示でのユーザーの声を聞いて市販するかは検討したいとのことでした。

クラウンクロスオーバーアウトドアコンセプトは特に見た目的にクロスオーバーの名に相応しいワイルドなかっこよさを実現しており、実際に市販しても売れるのではないかと思いました。

それ以外にも水素で走るバギーも展示されていましたが、以前のオートサロンで展示されていたものをさらに改良し、水素タンクの位置を低くして重心高を下げるなど、開発は進んでいるようです。

レクサスRX アウトドアコンセプト
レクサスGX アウトドアコンセプト
クラウンクロスオーバー アウトドアコンセプト
レクサスファンならアウトドアショーのほうが見どころいっぱい

他にも見どころいっぱいの東京オートサロン2023!

上記が私が今回特に注目したブースでしたが、他にも1日では見きれないほど魅力的なブースがたくさんありました。モーターショーが下火になってしまった今、オートサロンに期待するメーカーやユーザーも多くなっていると思うので、来年以降の開催も楽しみですね。

<ワンソクTube>

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