BMW、M3にサーキット走行可能な510馬力の「ツーリング」が誕生

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ビー・エム・ダブリューは1月20日、Mハイ・パフォーマンス・モデルのツーリング・モデル「M3 Competition M xDrive Touring」を、全国のBMW正規ディーラーを通じて発売した。価格(消費税込)は1,398万円。なお、納車は2023年1月下旬以降を予定している。

 

 

「M3 Competition M xDrive Touring」は、サーキットでの走行が可能なMハイ・パフォーマンス・モデルとなり、高出力510PS(375kW)/ 6,250rpm、最大トルク650Nm/2,750-5,500rpm を発揮する直列6気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載し、0-100km/h加速3.6秒を実現。レスポンスを最適化して高効率を実現する吸気ダクト、重量を最適化し高回転まで最大限かつ安定したパワー供給を実現する鍛造ピストン、最適化されたブースト圧で迅速かつダイナミックなレスポンスを発揮し低回転時でも高いトルクを実現するツイン・ターボ・チャージャーを搭載するなど、サーキットで培われた多くの技術を採用。トランスミッションには、ドライブロジック付きの8速Mステップトロニック・オートマチック・トランスミッションを採用している。

また、各種パーツにはアルミニウムを多用することで、軽量化をはかり、運動性能を向上し、Mアダプティブ・サスペンションを標準装備することで、スポーツ・ドライビングのみならず、街中走行時の乗り心地向上も実現。さらに、サーキットでのハードな走行を可能とするため、耐熱、耐フェード性能に優れた大径ブレーキ・ディスク、軽量化された6ポッドMコンパウンド・ブレーキを標準装備しているほか、耐摩耗性能、耐熱性能をより高めたMカーボン・セラミック・ブレーキをオプション設定した。

加えて、インテリジェント4輪駆動システムBMW xDriveとアクティブMディファレンシャルをベースとして、Mモデル専用に開発された制御システム「ドライビング・ダイナミクス・コントロール」によって制御された、M専用4輪駆動システム「M xDrive」を搭載。車両の安定走行をサポートするDSC(ダイナミッック・スタビリティ・コントロール)を装備し、日常の安定した走行から、サーキットでのアクティブな走行までに対応。Mモデル特有の俊敏性を十分に発揮する「DSCオン・4WDモード」、リヤ・アクスルへの駆動トルク配分が増加し、リヤ・ホイールのスリップ許容量が大きくなることで、より多様なハンドリングを楽しむことが可能になる「Mダイナミック・モード」(MDM、4WD Sport)のほか、DSCオフ時に選択可能な「4WDモード」「4WD Sportモード」「2WDモード」を設定している。

フロント・デザインは、迫力ある縦型の大型キドニー・グリルや、水平方向のダブル・バー、エンジンの冷却性能を高めるために大型のエア・インテークを採用することで、他のモデルとの差別化をはかっている。サイド・デザインでは、Mモデル専用となるサイド・ギル、ドア・ミラー、ダウン・フォース性能を得るためのリア・スポイラーを標準装備しているほか、リア・デザインにおいては、迫力のあるMスポーツ・エキゾースト、空力特性を高めるためのディフューザーなどを搭載している。インテリアでは、Mスポーツ・シート、Mロゴを施したドア・シル、Mモデル専用にデザインされたメーター・パネル、M専用ステアリングを採用し、Mカーボン・バケット・シートをオプションとして用意している。

 

 

ほかにも、高性能3眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力の最先端運転支援システムを標準装備し、高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」が装備されているほか、BMWコネクテッド・ドライブ、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントなども搭載している。

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