三菱ふそうトラック・バス（以下「MFTBC」）は11月21日､100%子会社でFUSOのバスを製造する三菱ふそうバス製造株式会社（以下「MFBM」）が、新事業として「ボディプリント事業」および「バスリニューアル事業」をそれぞれ開始したと発表した。
ボディプリント事業は、MFBMが車両のメーカーを問わず、トラック、バスおよびその他の車両を対象に提供するもので、同事業の開始にあたって導入したオートボディプリンターを使用し、インクジェットプリンターの原理によって、ボデーに画像データを直接プリントする。凹凸、湾曲のある素材へのダイレクトプリントが可能で、一般的なマーキングフィルムを張り付ける従来のフィルムラッピングと比較し、コストは従来の4～5割の低減、納期についてはおよそ3分の1の短縮を見込んでいるとしている。また、特殊溶液を用いることで、何度でも塗り換えが可能となっている。
バスリニューアル事業は、バス製造の経験豊かな専門スタッフが、カスタマーが長年愛用したバスの内外装を、ボデーの再塗装、窓ガラスの交換、シート生地張替え、床材張替え、各種機器交換などにより、新車のように生まれ変わらせる事業。なお、現在MFBMのショールーム（富山県富山市）において、車両の半分のみリニューアルしたデモ車両を展示している。
