日産、LGBTQ+に対する取り組みで最高ランクを6年連続で受賞

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日産は11月11日、任意団体「work with Pride」が策定したレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーなどの性的マイノリティに対する企業の取り組みへの評価指標「PRIDE指標」において、最高ランクの「ゴールド」を6年連続で受賞したと発表した。

「PRIDE指標」は、職場におけるLGBTQ+に関する取り組みの評価指標であり、LGBTQ+の人々が働きやすい職場づくりの具体的な施策を社会に広めることを目的に設立された任意団体「work with Pride」が2016年に策定。PRIDEの各文字に合わせた5つの指標[①Policy(行動宣言)、②Representation(当事者コミュニティ)、③Inspiration(啓発活動)、④Development(人事制度・プログラム)、⑤Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)]の総合点に応じて、ゴールド、シルバー、ブロンズの3段階で評価・表彰される。

日産は、よりクリーンで安全、インクルーシブな誰もが共生できる社会の実現に向け、真に持続可能な企業となることを目指し、社員一人ひとりが自分らしく、活き活きと働ける職場づくりを推進しており、性的マイノリティへの対応についても、社内外において様々な活動に積極的に継続して取り組んでいることが評価され、今回の「ゴールド」評価獲得に繋がったとしている。

具体的には、社内の取り組みとして、全従業員向けのeラーニングやセミナー等を定期的に実施し、社内の理解促進を図る啓発活動を実施。当事者が働きやすい職場を作れるよう、多目的トイレの設置や、健康診断日程の個別設定のほか、2019年8月からは同性婚及び事実婚に対して、結婚事由により取得可能な休暇制度の適用と結婚祝金の支給を開始した。2016年度には、社内の当事者およびアライ(支援者)による従業員ネットワークが立ち上がり、ボトムアップの活動も行われている。

また、社外の取り組みとして、2017年度からアジア最大級の性的マイノリティのためのイベント「東京レインボープライド」に協賛出展しているが、本年度は主催団体である特定非営利活動法人 東京レインボープライドの賛助会員としてイベント支援を実施した。

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