マツダ「CX-8」を大幅商品改良、特別仕様車や新ライアップを追加 -

マツダは11月2日、3 列シートクロスオーバーSUV「CX-8」を大幅商品改良し、全国のマツダの販売店を通じて予約を開始した。発売は12月下旬を予定している。価格（消費税込）は299万4200円～505万8900円。

今回の大幅商品改良では、最新の魂動デザインを取り入れたデザイン表現の進化、特別仕様車や機種の追加、そして新世代商品で開発した技術の採用によるダイナミクス性能の進化や利便性と安全性の向上を実施した。

【デザインの進化】

シャープでモダンなブロックメッシュパターンを採用し、バンパー立体と連続した造り込みにより力強さと上質さを表現したほか、バンパーとランプのコーナーをより広げ、水平なキャラクターと合わせ、全幅を活かしきるワイドでスタビリティー感のある印象を実現。最新のランプシグネチャーとソリッドなメッキシグネチャーなど、最新のデザインへ進化した。外板色では、マツダ独自の塗装技術「匠塗TAKUMINURI」による「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」を追加した。

【ダイナミクス性能の進化】

現行「MAZDA3」より採用している車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE（スカイアクティブビークルアーキテクチャー）」の考え方を取り入れ、長時間運転しても疲労感の少ない運動性能を目指し、すべての乗車位置で揺れを軽減し、快適性を向上。走行シーンに応じ、スイッチの操作ひとつで任意に走行モードが切り替えられる「MAZDA INTELLIGENT DRIVE SELECT（略称：Mi-DRIVE）を新採用。

また、SKYACTIV-G 2.5Tでは、豊富な低速トルクを微細にコントロール可能にするためアクセルペダルの操作力を最適化したほか、素早いアクセル操作に対してドライバーが欲しい加速力を瞬時に発揮できるようにAT変速タイミングとロックアップの制御を変更した。

さらに、スプリング・ダンパー特性の見直しやコントロール性も向上。前席シートにおいては、シートクッションやバネを改良し、コーナリング中などでの乗員上体の安定性を向上している。

【安全性能・快適性能の向上】

グレアフリー（防眩）ハイビームLEDを12分割から20分割とし、夜間の視認性を高め、ドライバーの危険認知をサポートするなど、アダプティブ・LED・ヘッドライト（ALH）を進化したのに加え、クルージング&トラフィック・サポート（CTS）を採用。Apple CarPlayへのワイヤレス接続機能の追加や、USB Type-C端子の採用など利便性も向上している。