【映像公開中】プロパイロットの技術でモップがコート上を自動走行し清掃!?

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日産自動車の先進運転支援技術「ProPILOT(プロパイロット) 2.0」に着想を得て開発されたフロア清掃用モップが、NBAジャパンゲームス2022のファンイベントでハンズオフによる“自動清掃”を披露し、その様子を収めた動画が現在公開中だ。

【URL】https://youtu.be/ofvNjh5KI1I

モップを手にしたコート清掃員(実はダンサー)が登場し、モップから手を放すと、モップが自動走行し、会場からは驚きの声と拍手が巻き起こった。数本のモップが、フォーメーションを作りコート上を自在に清掃した。

清掃員がコート上に登場。ただの清掃作業ではなかった

この特別なモップは「ProPILOT MOP」と呼ばれるもので、日産のプロパイロット搭載車同様、ハンズオフでモップが自動走行できる。さらに、コートの位置情報を認識する機能で、一定距離を保つ隊列走行や、ラインに沿った車線維持走行、前方のモップの追い越しなどを、障害物と接触することなくモップ掛けを行うことができる。

これにより、モップとダンスパフォーマーがシンクロして、一緒に踊るようなエンターテイメント性の高いパフォーマンスが実現できた。

■実際のプロパイロットとは

ナビゲーションシステムで目的地を設定し、高速道路の本線に合流するとナビ連動ルート走行ができる。ルート走行を開始すると、追い越しや分岐なども含めてシステムがルート上にある高速道路の出口までの走行を支援。同一車線内でハンズオフが可能となり、ドライバーの運転操作を幅広く支援する。

また、ナビゲーションと周囲360度のセンシング情報に基づいて、ルート走行中の分岐や追い越しのための車線変更の適切な開始タイミングをシステムが判断し、ドライバーに提案する。ドライバーがハンドルに手を添え、スイッチ操作で承認することで、車線変更支援が開始される。

その仕組みは、カメラ、レーダー、ソナー、GPS、3D高精度地図データを組み合わせ、車両周囲360度の情報を把握することで実現した。センチメートルレベルの精度で道路上の自車位置を把握し、高速道路上のレーン、速度/案内標識、周囲の車両の複雑な動きをリアルタイムでキャッチすることで、滑らかな走行を実現する。

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