ボルボ、スロバキアにEV専用の製造工場を新設

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ボルボ・カーズは7月4日、電気自動車に対する旺盛な需要に対応し、将来の成長性を確保することを目的として、スロバキアに欧州で3番目の製造工場を設立することを発表した。新工場の投資額は約12億ユーロ(日本円:約1,691億円)。新工場の設置場所は、スロバキア東部のコシツェに近接し、同国で5番目の自動車工場となる。

新設される工場は、2030年までに100%電気自動車に、2040年までにクライメート・ニュートラルなオペレーションにするというボルボの大きな目標を支えるもので、成長計画に合わせてグローバルな生産能力の拡張を予定。

同社は、スロバキアを新工場の建設地に選んだことにより、西ヨーロッパのゲント工場(ベルギー)、北ヨーロッパのトースランダ工場(スウェーデン)を補完し、ヨーロッパの製造トライアングルを形成して、最大の販売地域をカバーできるようになると述べている。

 

 

コシツェ工場は、2023年に着工し、2024年に設備と生産ラインの設置を予定。ボルボの次世代電気自動車の量産は2026年の開始を予定している。同工場ではクライメート・ニュートラルに即したエネルギーのみを使用する予定なほか、最適化されたレイアウトと物流フローにより、持続可能で効率的なプレミアム電気自動車生産のリーダーとなるための設計を採用。また、エネルギーおよび環境効率における最高レベルの世界標準を目指すとしている。

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