ジャガー、限定生産モデル「C-TYPE コンティニュエーション」1号車のテスト走行を完了

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ジャガーは6月29日(英現地時間)、ジャガー・クラシックが手掛けた「C-TYPE Continuation(C-TYPE コンティニュエーション)」の第1号車を完成させ、シェイクダウンも終えてデリバリーに向けての準備を完了したと発表した。同モデルは現在も限定販売を継続しており、ジャガー・クラシックのウェブサイト(https://classicvisualiser.jaguar.com)より3Dビジュアライザーでの再現が可能となっている。

ジャガー・クラシック・ワークスでは、ごく限られた台数の「C-TYPE」を、カスタマーの好みに合わせて手作業で製造。「C-TYPE コンティニュエーション」は、1台あたり、ジャガー・クラシックのエンジニアによる最低250マイルのフィジカルテストと、3,000時間にわたる集中的かつ高度な技術を要する製造工程を経て製造される。

「C-TYPE コンティニュエーション」の第1号車は、1952年6月29日に開催された、総走行距離224マイル、50周のスポーツカーレース「ランス・グランプリ・ミーティング」で、スターリング・モス卿がドライバーを務め、優勝を収めたオリジナルの「C-TYPE」から着想を得て、パステルグリーンの塗装にスエードグリーンのレザーシートが組み合わされている。

 

 

オリジナルの「C-TYPE」は当時、ディスクブレーキを装備した最初の「C-TYPE」であり、国際レースで優勝を収めたモデルで、ドライバーを務めたスターリング・モス卿が、当時開発中であった先駆的な技術を導入することをジャガーに強く提案したことで実現。ランスでの勝利に続き、ル・マン24時間耐久レースも制するなど、1950年代のスポーツカーレースで多数の勝利を収めた。

 

 

「C-TYPE コンティニュエーション」のエクステリアカラーは、第1号車に採用したパステルグリーンをはじめ、ブリティッシュレーシンググリーン、パステルブルーを含む12種類のヘリテージカラーをラインアップし、コントラストラウンデルの有無も選択可能。インテリアレザーは8色を用意している。

また、「Continuation」モデルはFIA公認で、ル・マンやシルバーストーンといったさまざまなサーキットで開催されるジャガー・クラシック・チャレンジを含む、すべてのFIAヒストリックイベントに参加可能となっている。

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