BMW「7シリーズ」をフルモデルチェンジ、ラグジュアリー・セダン初のEV「i7」もラインアップ

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ビー・エム・ダブリューは7月1日、ラグジュアリー・セダン「7シリーズ」をフルモデルチェンジし、全国のBMW正規ディーラーを通じて発売した。価格(消費税込)は1,460万円~1,670万円。なお、納車は本年第四四半期を予定している。

新型「7シリーズ」は、ラグジュアリー・セダン初の電気のみで走行する電気自動車「i7」をラインアップ。満充電で約600kmの長距離走行を実現している。

エクステリアでは、フロントにBMW伝統の大型キドニー・グリルと、BMWデザインの意匠の1つである環状のシグネチャーを2回繰り返す「ツイン・サーキュラー」を進化させたスワロフスキー製のクリスタル・ヘッドライトを採用。サイドはロング・ホィールベース仕様とすることで、優雅で伸びやかなデザインの実現と後席における居住性能を向上させ、ドア・ハンドルをドア・パネルに内蔵することで、空気抵抗を低減すると共に、すっきりとしたデザインとした。リヤ・デザインにおいては、BMW伝統の水平基調とL字型リヤ・コンビネーション・ライト、ガソリン&ディーゼル・エンジン搭載モデルにおいてはテール・パイプをリヤ・バンパー内とする事により、すっきりとした洗練されたイメージにより、ラグジュアリー感を強調。また、BMW量産モデルにおいては初となる「2トーン塗装」をオプションで選択が可能となっている。

 

 

インテリアにおいては、12.3インチのメーターパネルと、14.9インチのコントロール・ディスプレイを一体化させ、ドライバーに向けて湾曲させる事で視認性を向上しているのに加え、ラグジュアリー感を演出。コクピット周りにおいては、最低限のスイッチ類のみとし、クリスタルを多用する事で、すっきりとかつ高級感を印象付けている。先代モデルに比べ約40%ガラス面積を増やしたパノラマ・ガラス・サンルーフを標準装備しているほか、リアの居住性をさらに向上する「エグゼクティブ・ラウンド・シート」をオプションとして設定した。

 

 

新型「7シリーズ」には、「オートマチック・セルフレベリング・コントロール付きアダプティブ2アクスル・エア・サスペンション」と「電子制御ダンパー付きアダプティブ・サスペンション」が全車に標準装備されており、快適で安全なハンドリングを実現している。

ほかにも、電動パワー・ステアリング「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」、「エグゼクティブ・ドライブ・プロ」、「アクティブ・ロール・スタビライザー」、7シリーズで初採用の「アクティブ・ロール・コンフォート機能」等、最新テクノロジーを採用したほか、「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」や、安全機能・運転支援システム「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」、完全自動駐車が可能となる「パーキング・サポート・プロフェショナル」、「BMWコネクテッド・ドライブ」を標準装備している。

【各モデルのドライビング・ダイナミクス】

<740i>

最高出力380PS(280kW)、最大トルク520Nmを発揮する高効率な最新型3.0L直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンに、8速オートマチック・トランスミッション、48Vマイルド・ハイブリッド・システムが組み合わされ、システム・トータル最高出力380PS(280kW)、システム・トータル最大トルク540Nmを発揮。

<740d>

最高出力286PS(210kW)、最大トルク650Nmを発揮する高効率な最新型3.0L直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンに、8速オートマチック・トランスミッション、4輪駆動システムxDrive(エックスドライブ)、48Vマイルド・ハイブリッド・システムが組み合わされ、システム・トータル最高出力300PS(220kW)、システム・トータル最大トルク670Nmを発揮。

<i7>

最高出力258PS(190kW)を発揮する1つの電気モーターが前輪に、最高出力313PS(230kW)を発揮する1つの電気モーターが後輪にある、4輪駆動モデル。システム・トータルで最高出力544PS(400kW)、最大トルク745Nmを達成し、0-100km/h4.7秒を実現。ボディ床下に収納されているリチウム・イオン電池の総エネルギー量は101.7kWhで、一充電での走行可能距離は約600kmを実現。最新の充電テクノロジーが採用されており、普通充電と急速充電(CHAdeMO)に対応している。

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