トヨタ、スズキ開発の新型SUVをインドで8月から生産

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トヨタとスズキは6月24日、業務提携に基づく協業のひとつとしてグローバルでの車両のOEM相互供給を進めており、今回、スズキが開発した新型SUVを初めてトヨタ・キルロスカ・モーター(以下、TKM)にて8月より生産を開始すると発表した。インド国内のマルチ・スズキ・インディア、TKMでそれぞれスズキ、トヨタのモデルを販売するほか、両社共にアフリカを含めたインド国外への輸出も予定している。

両社は2017年に業務提携に向けた覚書を締結し、以来、トヨタの電動化技術と、スズキの小型車技術を持ち寄り、生産領域や電動車の普及等での協業の取組みを推進している。

インド発売の両モデルには、両社それぞれの開発した技術として「マイルドハイブリッド」「ストロングハイブリッド」をパワートレインとして搭載。両者は、協業を通じて、幅広い電動化技術の提供、インドにおける電動化の加速、カーボンニュートラル社会の実現に貢献するとしている。また、インドにおける協業拡大への投資も含め、インド政府が掲げる製造業振興策である“Make in India”を継続的に支援することにより持続的な経済成長に寄与すると共に、2070年までに温室効果ガス(GHG)排出ネットゼロ達成ビジョンに貢献すると述べている。

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