マセラティは5月25日（現地時間）、スーパースポーツカーMC20のスパイダー「MC20チェロ」を発表した。日本での価格は税込3,385万円を予定しており、今回の発表と同時にマセラティ正規ディーラーでオーダー受付を開始し、デリバリー開始は2023年初春を予定している。
MC20チェロでは、マセラティ・コルセ（「レーシング」の意）を指す「MC」、マセラティブランドにとって新時代の幕開けとなった2020年を指す「20」、そして、クーペタイプの優位性をそのままに、広い空の下で運転する悦びや楽しさを追求するモデルであることを強調するイタリア語で「空」を指す「チェロ（Cielo）」など、名前の中にモデルの特徴を表現したとしている。
V6 ネットゥーノ・エンジンを搭載しているほか、格納式ガラスルーフという独創的な仕様を採用。また、高分子分散型液晶（PDLC）技術により、センタースクリーンのボタンに触れるだけで、車窓は一瞬にして透明から曇った状態へと変化する、最先端のエレクトロクロミック（スマートガラス）ウィンドウを採用。業界最高レベルのルーフの断熱性と開閉速度（わずか12秒）を実現しているという。
さらに、クーペと比べ重量の増加はわずか65kgを実現。カーボンファイバーシャシー（クーペ、スパイダー、将来的に発売される電動バージョンの3モデル共通）が徹底的なねじれ剛性を確保し、公道やサーキットにおける卓越したハンドリングの組み合わせを実現。スーパースポーツカーMC20のバタフライドアを採用し、ローンチカラーには、カスタマイズプログラム「フォーリセリエ」で提供される新しい3層のメタリックカラー「アクアマリーナ」を設定した。
安全装備では、MY22からMC20に装備されたパーキングセンサー、リアビューカメラ、ブラインドスポットモニタリングに加え、新型スパイダーには自動緊急ブレーキ、道路標識情報、新型の360度 カメラを装備している。
なお、同モデルはマセラティ・イノベーション・ラボで開発され、ヴィアーレ・チーロ・メノッティ工場で生産を実施。クーペタイプと同様に100%メイド・イン・イタリーが保証される。
