住友ゴム工業は5月23日、定期的なタイヤ点検の啓発のために26回目となる「DUNLOP(ダンロップ)全国タイヤ安全点検」を、4月8日から24日に全国のタイヤセレクト各店舗で実施し、約5台に1台の割合(20.1%)で整備不良が確認されたと発表した。中でもパンクの原因となる「空気圧の過不足」が最も多く見られたほか、整備不良率では昨年春の結果と比較して6.9ポイント減少と改善傾向が見られたとしている。
タイヤ点検は、タイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの表面の損傷、空気圧、残溝などの点検を行うもので、2008年から継続して実施しており、昨年秋の点検から、プロの点検に加え、AIタイヤ点検ツールを導入している。
今回は計1,370台の車両のタイヤを点検した結果、タイヤの整備不良率は20.1%となり、不良別では、空気圧の過不足が11.5%、表面の損傷が9.9%、偏摩耗が4.5%、残溝不足が2.2%と続いたとしている。
ダンロップでは、引き続きタイヤ点検の重要性を啓発し、より安全なモビリティ社会の実現を目指すと述べている。