日産、新型軽の電気自動車「日産サクラ」を発表、メタバース上でもお披露目会を開催

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日産は5月20日、新型軽の電気自動車「日産サクラ」を本年夏に発売すると発表した。また同日、VR(Virtual Reality)メタバース上でのお披露目会を開催し、併せて、メタバース空間で「日産サクラ」に最も早く試乗できるワールド「NISSAN SAKURA Driving Island」を一般公開した。

 

 

「日産サクラ」は、100%電気で走る軽の電気自動車。軽自動車独自の小回り性能に加え、最大195Nmのトルクを発揮するモーターと高度な制御技術によりすばやくなめらかな加速と、モーターの構造を最適化することで高い静粛性を実現。低重心化により車体の安定性を高め、高い乗り心地性能も実現している。ドライブモードは「Eco」「Standard」「Sport」の3つを設定した。

また、最先端のリチウムイオンバッテリーを搭載。搭載効率を高めるユニバーサルスタック構造により、広い室内空間を確保しながらも、最大180km(WLTCモード)と日常生活に十分な航続距離を確保しているのに加え、EVバッテリーに蓄えた電気を自宅へ給電することで、家庭の電力として使用することも可能となっている。

さらに、高速道路の単一車線での運転支援技術「プロパイロット」の採用に加え、駐車時にステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御する「プロパイロット パーキング」を軽自動車において初搭載した。

エクステリアでは、力強いフロントフェイスと光るエンブレムを採用し、落ち着いた大人の雰囲気を感じさせるエクステリアデザインとなっているほか、軽自動車初となるプロジェクタータイプの3眼ヘッドランプを採用した薄型ヘッドライトを装備。タイヤホイールには、日本の伝統美を感じさせる水引からインスピレーションを受けたデザインのアルミホイールを採用している。ボディーカラーには四季の彩りを想起させる2トーンのシーズンズカラー4色をはじめ、全15色を設定した。

インテリアにおいては、7インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイ採用のメーターと、大画面の9インチナビゲーションの2つのディスプレイを水平方向にレイアウト。また、NissanConnectナビゲーションシステムでは充電を考慮したルート設定機能や緊急時のSOSコール、Apple CarPlayワイヤレス接続など多彩な機能を用意している。

「日産サクラ」は本年夏の発売を予定しており、価格(消費税込)は233万3100円~294万300円。クリーンエネルギー自動車導入促進補助金を活用した場合の実質購入価格は約178万円(消費税込)からとなる予定で、お店での商談に加え、ビデオチャットを通じたオンライン商談や、カスタマーにあった購入ステップを案内するウェブサイト「SAKURA shopping navi」、自宅からでも契約可能なオンライン注文なども用意するとしている。

メタバース上で開催する「日産サクラ」の発表イベントでは、音や光の演出とともに、新たな視点で商品の魅力を発信。パブリックビューイング会場をVRChat上に準備するとともに、YouTubeでの同時配信を実施する。また、「日産サクラ」を最も早く試乗できるワールド「NISSAN SAKURA Driving Island」は、四季折々の桜の風景を表現したエリアを、自身の好きな時間に「日産サクラ」でドライブを楽しむことができる。実際にハンドルを操作して走行できる車両や充電体験、四季に合わせたボディカラーのクルマとの撮影スポットなどを準備しており、既に公開している「NISSAN CROSSING」ワールドより移動が可能となっている。

20日以降は、メタバース上の「NISSAN CROSSING」にも、「日産サクラ」を展示するとともに、スタッフによる車両の案内、説明サービスを開始(不定期)するとしている。

【お披露目会パブリックビューイング会場

【お披露目会中継 YouTube配信】

【一般公開ワールドNISSAN CROSSING及びNISSAN SAKURA Driving Island】

  • 公開先:VRChat上 ワールド検索から「NISSAN CROSSING」、「NISSAN SAKURA Driving Island」を選択
  • 公開日時:2022年5月20日 20:30~
  • 対応:Meta Quest 2対応
  • 費用:無料

 

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