三菱自動車、「デリカD:5/エクリプスクロス」計2車種 93,260台をリコール

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三菱自動車は5月12日、「デリカD:5」の乗降口(スライドドア開閉用スイッチ)に不具合があるとして計63,123台、また、「デリカD:5」「エクリプスクロス」の原動機(エンジンECU)に不具合があるとして計30,137台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は平成27年12月1日~令和2年11月20日。

乗降口(スライドドア開閉用スイッチ)の不具合では、電動スライドドアの車外開閉用スイッチにおいて、製造不良によりゴムキャップに亀裂が入っているものがあり、亀裂部からスイッチ内部に浸入した水分により通電することがある。そのため、停車時や極低速走行時等の特定条件下で、意図せずスライドドアが開閉するおそれがある。 改善措置は、全車両でスライドドア開閉用スイッチを良品と交換する。不具合の件数は18件 発生している

原動機(エンジンECU)の不具合では、エンジンECUにおいて、制御プログラムが不適切なため、EGR(排気ガス再循環装置)経路内にデポジットが多く堆積することがある。そのため、堆積したデポジットにより、EGR経路内の排気ガスの流量が低下し、エンジン警告灯が点灯してアイドリングストップ機能が停止するおそれがある。または、堆積し硬質化したデポジットが剥がれ落ち、吸気バルブに噛み込むことにより、エンストし再始動できなくなるおそれがある。改善措置は、全車両でエンジンECUの制御プログラムを対策仕様に書き替える。また、EGRクーラーなどのEGR関連部品を新品と交換し、関連個所を清掃する。不具合の件数は616件 発生している。

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