新型ウラカン・テクニカとアウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンのスフレコラ代表

ランボルギーニ、V10自然吸気エンジン搭載「ウラカン テクニカ」発表

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アウトモビリ・ランボルギーニは、V10エンジンを搭載するウラカンシリーズの最新モデル「ウラカン・テクニカ」を4月22日にランボルギーニ・ラウンジ・東京(東京都港区)で公開した。

ウラカン・テクニカは、後輪駆動の「ウラカンRWD」とモータースポーツ直系のモデル「ウラカンSTO」のちょうど中間に位置し、公道でのドライビング性能とサーキットでのパフォーマンスを両立できる万能さを備えたモデルとして誕生した。

ウラカン・テクニカのサイドビュー

新デザインのY字バンパーが特徴的なウラカン・テクニカのサイドビュー

アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンのダビデ・スフレコラ代表は「お客様がクルマを買われる際は、我々が“3つのソウル”と読んでいる理由・目的がある」とし、「1つ目がファントゥドライブ、走りの楽しみ。次にパフォーマンス。また同時に、クルマはお客様のライフスタイルや自己表現の手段でもある。今回のテクニカはこの3つを完璧に備えている」と紹介。

スフレコラ代表のプレゼンテーションの模様

スフレコラ代表によるプレゼンテーション

公道/サーキットでのドライビング性能を追求

特に走行性能では、「STOで培ってきた経験を生かした、エモーショナルな走りを実現した」と説明。車両の動的挙動をあらゆる面でコントロールする専用チューニングされたLDVI(ランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・インテグラータ)制御をはじめ、ウラカン・テクニカにはSTOで定評のあったグリップ性能、操作性をより向上させたダイレクトステアリングなどの技術が導入されている。

ウラカン・テクニカのコックピット

コックピット

パワートレーンは、STOから受け継いだ後輪駆動のトランスミッションに、5.2L V10の自然吸気エンジンが組み合わされる。最高出力は、EVO RWDを凌ぐ640HP、最大トルクは565Nmを発揮する。

ウラカン・テクニカのエンジンルーム

ミッドマウントされたV10自然吸気エンジン

エアロダイナミクスにインスパイアされた新デザイン

エクステリアは新エアロダイナミクスの採用で、より走りを追求したデザインに進化。加えて、新しいブレーキ冷却システムと排気装置の改良によりエンジン音も向上した。発表会では力強くキレの良さが増したエンジン音を轟かせる演出も行われるなど、サーキット走行も見据えたハイパフォーマンスマシンであることが強調されていた。

ウラカン・テクニカのカーボンファイバー製エンジンフード

エンジンカバーはカーボン採用で軽量化

同社は2030年に向けたEV化戦略の中で、2023年には最初のハイブリッドモデル導入を発表している。今回登場したウラカン・テクニカは、内燃機関のみを備えたピュアスポーツカーとしては最終年のモデルであり、サーキットでのパフォーマンス、公道でのドライビング性能、自己表現としてのデザインを兼ね備えた、ウラカンシリーズの集大成とも言えるモデルとなっている。

ウラカン・テクニカのリアビュー

リアは形状が見直され、視認性が向上した


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