日産は4月25日、新型「フェアレディZ」の全グレードの価格を発表した。なお、今年1月に開催された東京オートサロン2022で発表した240台限定の特別仕様車「Proto Spec」とあわせて本年夏の発売を予定している。
＜全グレード価格＞
【歴代モデルへのオマージュを込めたデザインを採用】
新型「フェアレディZ」のエクステリアデザインは、伝統的な後輪駆動のスポーツカーデザインを踏襲し、ロングノーズ・ショートデッキなど、歴代「フェアレディZ」のオマージュを感じさせるデザインを採用。LEDヘッドランプやリヤコンビネーションランプなど随所に歴代モデルを連想させるデザインを取り入れている。外板色は、モノトーン3色と、新色のセイランブルーとイカズチイエローを含む2トーン6色（いずれもスーパーブラックルーフ）の合計9色を設定している。
またインテリアデザインにおいても、ヘリテージを感じさせるデザインを随所に施しているほか、3つの表示モードを選択できるアドバンスドドライブアシストディスプレイ、新設計のMTシフトノブ、深いスポークを採用したステアリングホイール、ステアリングホイールの位置調整が可能なチルト・テレスコピックステアリングを採用。インテリアカラーはブラックとレッドの2色を用意した。
【ダイナミックなパフォーマンスを実現するパワートレイン】
パワートレインでは、新開発3リッターV6ツインターボエンジンを採用し、最高出力298kW（405PS）、最大トルク475N・m（48.4kgf・m）に出力を大幅に向上。6速マニュアルは、最大トルクのVR30DDTTエンジンに対応するためクラッチディスクとギヤトレインを強化。新開発の9速オートマチックは、幅広いギアレンジによりダイレクトで素早いレスポンスを実現している。さらに、日産の後輪駆動車として初めて自動制御技術ローンチコントロールを搭載して加速タイムを向上するなど、多彩な先進技術によりダイナミックな走りを実現している。
【8スピーカーのBOSEサウンドシステムを搭載】
同モデルでは、車体・ホイール剛性の向上、吸遮音材追加に加え、音の侵入経路を遮断することで、ロードノイズを低減し、静粛性を向上。さらに、車内空間に合わせて音場を作り込んだ8スピーカーのBOSEサウンドシステムを搭載することでプレミアムサウンドと高揚感を演出している。
