ダイハツ、福祉介護・共同送迎サービス「ゴイッショ」の販売を開始

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ダイハツは4月22日、主に地方自治体を対象として通所介護施設の送迎業務の共同化をベースに地域の高齢者の移動や暮らしを支援する「福祉介護・共同送迎サービス『ゴイッショ』」の販売を開始した。なお、同サービス販売開始に伴い、5月26日(木)に自治体向けオンライン説明会を実施する。

ダイハツは、「少子高齢化」「地域活性化」といった社会課題の解決に向け、「いくつになっても自由に移動ができ、快適に暮らせる社会」を、地域と連携して実現することを目指し、「コトづくり」の一環として福祉介護領域における新たなモビリティサービスの取り組みを行っており、その一つとして、通所介護施設における送迎業務の効率化をサポートする「らくぴた送迎」のサービスを2018年より開始し、すでに全国200ヵ所の介護施設で活用されている。

同社では、地域によって介護施設における人手不足が顕在化している課題を受けて、「らくぴた送迎」で培った知見を基に、地域内の複数の介護施設における送迎業務を外部に委託することで負担軽減を図り、共同化することで効率の良い送迎を実現する新たなモビリティサービスを開発。香川県三豊市において、2020年11月から実証事業を実施し、送迎車両を2割削減するなどの効果を確認できたことから、今回、全国の地方自治体を対象に「福祉介護・共同送迎サービス『ゴイッショ』」の販売を開始した。

「ゴイッショ」のサービス提供にあたっては、より地域に根差したサービスとするために、導入検討段階では介護施設送迎に関する課題調査、実証実験の企画・運営を地域と連携して行い、導入決定後は、ロードマップや収支計画の策定・ドライバーへの介助接遇研修など、運行に向けた準備を支援。運行開始後には、運行管理システムの提供や日々の運営をサポートするほか、送迎の空き時間を活用した「買い物支援などの移動サービス」や「宅食サービスなどモノの配送」など、他のサービスとの掛け合わせによる発展的な取組みの検討も支援するとしている。

【サービス概要】

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