トヨタオートモールクリエイト、乗り合い送迎サービス「チョイソコカラタン」実証実験を1年間延長

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トヨタオートモールクリエイトは、2021年4月から約1年間の実証実験として岐阜市南部で取り組んできた、乗り合い送迎サービス「チョイソコカラタン」の運行を、2023年2月末までの1年間、延長すると発表した。

「チョイソコ」とは、地域の交通不便を解消し、主に高齢者の外出促進に貢献する「オンデマンド型乗り合い送迎サービス」。AI(人工知能)が複数の利用者の目的地や到着時刻から最適なルートを算出し配車するため、少ない車でより多くの人を、効率よく送迎することが可能となっている。

「チョイソコカラタン」の運行は、「トヨタ・モビリティ基金(TMF)」の助成を受けて2021年4月からスタートし、約1年間の実証実験として実施しており、この間、サービスに登録した会員は約700名になり、利用者である地域住民からは運行の継続を希望する声が多数あがっていたという。

同社は、運行の継続にあたっては自主財源の確保が課題となっていたが、2021年10月より運行エリアを拡大した笠松町からの負担金の継続や、地域貢献活動に積極的に取り組んでいる岐阜県内のトヨタ販売店を中心としたグループ各社が一体となりパートナー企業として協力するほか、カラフルタウンに出店しているテナントや地域のクリニックなどの事業所、大学にも協賛を依頼し、多数の賛同を受け、今回の運行継続の目途が立ったと説明している。

2022年度の運行においては、長引くコロナ禍の影響により実施することが出来なかった、新たな実証実験に取り組むのに加え、これまでの成果・反省を踏まえて、運行計画や会員資格の一部見直しや、利用者の利便性向上を図るとともに、「ラストワンマイル」をコンセプトにした地域公共交通の新たな役割を担うべく、取り組んでいくと述べている。

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