マセラティ、新型SUV「グレカーレ」を世界初公開

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マセラティは3月22日(伊現地時間)、新型SUVの「グレカーレ」を初公開した。同モデルはモデナのマセラティ・イノベーション・ラボで開発が行われ、カッシーノ工場で生産される。日本での価格は税込800万円代後半~を予定しており、6月上旬頃よりマセラティ正規ディーラーでオーダー受付を開始し、日本でのデリバリー開始は2023年上旬を予定している。

また、グレカーレのデリバリーを待つ間、グレカーレの注文者のみが利用できる、ファイナンスプログラム「UNO Liberta(ウノ・リベルタ)」も用意。デリバリーまでの6~18ヵ月の間で契約期間を自由に設定可能で、更に0%低金利と残価保証により、支払や下取りに関する不安を解消した。

「グレカーレ」は、従来の内燃機関、ハイブリッド、そして1年後にはマセラティ史上初の100%電動化SUVとなるグレカーレ ファルゴーレも加わり、マセラティブランド史上、最も充実したラインアップとなる。発表時には、300馬力の4気筒マイルドハイブリッドエンジンを搭載した「GT」、330馬力の4気筒マイルドハイブリッドエンジンを搭載した「モデナ」、MC20に搭載されたマセラティ独自のネットゥーノエンジンをベースにした530馬力の高性能3.0LガソリンV6を搭載したパワフルな「トロフェオ」の3モデルを展開。さらに、400Vの100%電気自動車「グレカーレ フォルゴーレ」が追加され、全ラインアップとなる。

また、広さと快適性にこだわり、「クラス最高」の装備を誇り、室内空間、ドライバビリティ、ハンドリング、加速度(0-100km/h加速3.8秒トロフェオモデル値)、最高速度(285km/h-トロフェオモデル値)、音質、ウッド、カーボンファイバー、レザーなどの高級素材の使用、様々な点においてクラス最高レベルを実現した。(上記データは欧州車仕様)

GTバージョンでは、全長4,846mm、ホイールベース2,901mm、全高1,670mm、全幅2,163mm(ウイングミラーを含む)、リヤホイールトレッド1,948mm(トロフェオではさらに大きく)となり、その大きさが車種の特徴となっている。

グレカーレのデザインには、MC20以降の全ての新型車に共通した特徴となるマセラティの新しいビジュアルシンボルを取り入れており、フロントでは低く堂々としたグリルが特徴なるほか、側面は美しい流線的なフォルムをもつボディと、カーボンファイバーを用いたテクニカルな技術的構成要素を特徴とし、純粋な側面と技術のコントラストが特徴的なデザインを採用。リアは、ジウジアーロ3200GTから着想を得たブーメラン型のテールライトが台形ラインにフィットし、キャビンはクーペ効果によりスポーツカーのような仕上がりで、より印象的になっている。

キャビン内では、マセラティ伝統の時計盤をはじめ、際立った技術仕様を採用。デジタル化された同時計は、音声コントロールにより、車載コンシェルジュにも変身する。マセラティ史上最大の12.3インチの大型センタースクリーン、その他のコントロール用の8.8インチディスプレイ、そしてリアシート専用の3番目のディスプレイからも、テクノロジーをコントロールすることが可能となっている。

車内体験は、マセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)マルチメディア・システム、最新鋭のインフォテインメント、マセラティ・コネクトで管理するほか、ソナス・ファベール3Dサウンドシステムを採用。ソナス・ファベールの音響システムは、プレミアム・レベルでは標準で14スピーカー、ハイ・プレミアム・レベルでは必要に応じて21スピーカーが搭載される。

100%マセラティの新システム、ヴィークルダイナミックコントロールモジュール(VDCM)による高いハンドリング性能と360°の車体制御を実現。コンフォート、GT、スポーツ、コルサ(トロフェオのみ)、オフロードの各ドライブモードは、完全にコントロールすることが可能となっている。

Houseof.maserati.com上で行われたグレカーレのワールド・プレミアイベントには、世界的に有名なイタリア人俳優でブランドアンバサダーであるマチルダ・デ・アンジェリス氏とアレッサンドロ・ボルギ氏が、今回発表したグレカーレがいかに ” The Every day Exceptional (毎日が格別) ” であるかを説明するために選出。また、イタリアのアーティスト、ダルダスト氏が出席し、デジタルイベントの一部に独占解説副音声を提供した。

モデナのマセラティ・イノベーション・ラボのエンジニアは、ダルダスト氏と直接議論しながら、車載サウンドをデザインした。テクノロジーとサウンド・デザインの融合を図り、グレカーレでの特別なドライビング体験の一部として、ユーザーが受け取る「チャイム」(警告音)をカスタマイズした。

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