気軽にバンライフを楽しむシンプルキャンパー
バンコン(バンコンバージョン)の国内トップビルダー「トイファクトリー」(本社:岐阜県可児市)は、ペットに寄り添ったキャンピングカースタイルをブーステーマに、「ジャパンキャンピングカーショー2022」では一部モデルを「with DOG」仕様で出展。キャンピングカーでの愛犬旅行シーンをイメージさせる展示が特徴的であった。
新製品としては、トヨタ自動車と共同開発した世界に一台だけの水素カー「FCVキッチンカー」がブースの中央に展示されていたが、ここでは「モビリティユニット・ハコハコ」の新型パッケージとして初披露されたコンプリートバージョンに注目したい。
ハコハコは、専用工具なしで自由に組み替え可能なシェルフユニットを使い、車内のレイアウトをカスタマイズできる新発想の製品だ。今回発表された「ハコハコ・ライト・キャンプ・コンプリート」は、そのユニットをある程度組み合わせてパッケージ化した、いわばエントリー向けとも言えるモデルとなっている。
レイアウトは、シェルフユニットとフラットベッドにもなるキャンピングシート、そして電動シンクユニットが備わるなど、シンプルながらも車中泊やバンライフが気軽に楽しめるモデルとなっていた。
用途に合わせ自由に組み替え、脱着式シェルフユニット
新型コンプリートモデルを含めハコハコは、トイファクトリー各店舗に加え全国の一部トヨタ系列販売店でも購入が可能となっている。この販売店ネットワークの拡大に伴い、レジャーはもとより仕事や移動販売車両といった目的で興味を持ち始める層も増えている。そこで今回は、注目度が高まっているオリジナル版ハコハコのユニークな仕様を紹介しよう。
まずハコハコの取り付け可能な専用車両はトヨタ・ハイエースとなる。シェルフユニットは、汎用性の高いベースユニットやボードから、マット、シンクユニット等の専用パーツが個別にラインアップされている。車中泊仕様ならベッドマットを組み合わせたり、ベースユニットとボード類を組み合わせて移動用オフィスにしたりと、組み合わせ次第で様々な用途で活用できるようになっている。ホームページにはユニットの組み合わせがカスタムシミュレートできる特設ページも用意されている。
個別パーツ以外にも、パッケージ化されたセット商品がバリエーション豊富に販売されているので、まずは自分の用途に合わせたパッケージを選び、使用目的によって必要なパーツを買い揃えていくこともできる。
また、ハコハコは改造車に該当しないため、車検にも適合できる利点もある。すでにハイエースを所有しているユーザーの後付けや、移動販売車、機材車等の仕事で使うスタイルにも適した仕様となっている。
取り扱いトヨタ系列店も続々増加
ハコハコは現在、トヨタ系列の一部自動車ディーラーでも取り扱いが開始しており、店舗数も徐々に増えている。車両メンテナンスと同様に販売店での正規サポートが受けられる体制は、ユーザーにとっても大きな魅力。トヨタ系ディーラーは地域に根差したネットワークを展開しているため、気軽に立ち寄り、相談できるのもうれしいポイントだ。
現在の取り扱い販売会社は以下の通り。各社が運営する取り扱い店舗のリストは、ハコハコのホームページ「正規販売店」に詳細が記載されている。興味のある方はチェックしてみよう。
正規販売会社一覧
・愛知トヨタ自動車(全店)
・茨城トヨペット(全店)
・石川トヨペットカローラ(全店)
・愛媛トヨペット(今治店)
・愛媛トヨタ自動車(全店)
・大阪トヨタ自動車(GR Garage ASAHI)
・熊本トヨペット(全店)
・群馬トヨタ自動車(RV-Park)
・高知トヨペット(全店)
・埼玉トヨペット(全店)
・静岡トヨタ自動車(全店)
・広島トヨペット(+ONEDER吉島)
・ネッツトヨタびわこ(全店)
・横浜トヨペット(全店)
・トヨタカローラ神奈川(全店)
・ネッツトヨタ神奈川(全店)
(2022年2月現在)