いすゞ、「エルフ/アトラス/タイタン/ギガ」など計4車種をリコール

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いすゞは2月3日、「エルフ」「アトラス」「タイタン」計3車種の緩衝装置(フロントリーフスプリング)に不具合があるとして計16,522台、また「ギガ」の電気装置に不具合があるとして計1,367台、さらに同車の制動装置(ブレーキホース)に不具合があるとして計211台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は平成29年6月15日~令和3年10月18日。

「エルフ」「アトラス」「タイタン」の不具合の部位は緩衝装置(フロントリーフスプリング)で、小型トラックの前輪緩衝装置において、フロントリーフスプリングの製造工程が不適切なため、耐久性が不足しているものがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該リーフスプリングが折損し、最悪の場合、走行安定性が損なわれるおそれがある。 改善措置は、全車両でフロントリーフスプリングを対策品に交換する。不具合の件数は36件発生している。

「ギガ」の電気装置の不具合は、スタータリレーおよびキャブチルトリレーへ接続するハーネスのコネクタ取付け向きが不適切なため、キャブチルト状態で高圧洗浄を行った場合に、当該コネクタ部から水が浸入することがある。そのため、当該リレーの接点間でトラッキングが発生して発熱、焼損し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。改善措置は、全車両で当該ハーネスを対策品に交換し、スタータリレーおよびキャブチルトリレーを新品に交換する。 不具合の件数は4件発生している。

「ギガ」の制動装置(ブレーキホース)の不具合では、大型トラックのエアブレーキ用ブレーキホースにおいて、ホース製造工程での作業が不適切なため、耐久性が不足しているものがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該ホースが破損してエアが漏れ、ブレーキ警告灯が点灯し、制動力が低下するおそれがある。 改善措置は、全車両でブレーキホースの製造番号を点検し、対象となるものは良品に交換する。

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