日産は12月17日、関連会社である株式会社オーテックジャパン(以下「オーテック」、NISMO CARS事業部を含む)と、日産・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(以下「ニスモ」)を統合した新会社を、2022年4月1日付けで設立すると発表した。
日産直系の特装車開発・製造メーカーであるオーテックと日産ワークスとしてモータースポーツを担うニスモを統合することで、両社が持つ専門ノウハウや高度な技術、実勢に裏付けられた高いブランド力をさらに強化し、グローバルに活用の範囲を拡大するほか、新会社を日産の重要な戦略的子会社として位置づけ、日産グループ全体の持続的な成長に貢献することを目指すとしている。
今回の新会社設立にあたり、日産のCEO アシュワニ グプタ氏は、「オーテックは幅広い技術を活かし、お客様の様々なニーズを満たす特装車を提供してきました。一方のニスモは、モータースポーツを通じて、日産車のチャレンジスピリットやドライビングプレジャーを象徴する存在です。この2社が一体となることで、より一層ワクワクするモビリティをお客さまに提供していくことができると確信しています。」とコメントした。
また、両社の代表取締役兼最高経営責任者の片桐 隆夫氏は「オーテックとニスモは、ともに30年以上の歴史を持ち、非常に多くのファンの皆様に支えられています。これまで受け継がれてきた社員の高い志や高度な匠の技を一体化し、未来へとつなげることで、これまで以上にお客さまに愛され、支持される存在として、さらなる高みを目指してまいります。」と述べた。
【新会社の概要】
- 会社名:日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社
- 事業内容:特捜事業、モータースポーツ事業、部用品開発、日産自動車からの受託・請負事業
- 統合時期:2022年4月
- 所在地:本社/神奈川県茅ケ崎市萩園824番地2、オーテック事業所/神奈川県茅ケ崎市萩園824番地2、ニスモ事業所/神奈川県横浜市鶴見区大黒町6番1号
- 代表者:代表取締役社長兼最高経営責任者 片桐 隆夫
- 資本金:480百万円
- 従業員数:600名