トヨタ・モビリティ基金、「もっといいモビリティ社会」をつくるアイデアコンテスト第2弾の募集開始

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一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation 以下「TMF」)は7月19日、アイデアコンテスト「Make a Move PROJECT」の第二弾として二つのテーマでの募集を開始すると発表した。

同社では「もっといいモビリティ社会」の実現に向け、様々な想いやノウハウを持った人々とともに、アイデアやソリューションの社会実装を目指すアイデアコンテスト「Make a Move PROJECT」を6月に開始した。

<募集テーマ①「Fun & Safety ~安全かつ最高に楽しい体験を」>

モータースポーツのノウハウなどを活用した交通安全、地域活性化に向けたアイデアやソリューションを7月19日~8月1日まで募集。アイデア検討から事業実行まで取り組む場所はエビスサーキット(福島県二本松市)を予定している。同サーキットには幅広いドライバーの運転技術向上のために工夫を凝らした多くのコースが整備されているほか、福島県は「エクストリームスポーツの聖地」と呼ばれており、飛行機でスピードを競うエアレース施設など近隣の特徴ある観光資源と連携した取り組みを行える体制も整っており、これら施設の活用により全く新しいアイデアが創発される事を目的としている。

応募締め切り後、書類選考を通過したアイデアやソリューションが地域に定着することを目指し、8月24日~25日にエビスサーキットにおいて、事業化加速の経験が豊富なメンターとともにアイデア・ブラッシュアップを行う会合に参加。その後、10月頃に実施する最終選考で上位に評価されたチームには最大5,000万円(最大総額2億円)の事業実行資金を授与する。

<募集テーマ②「Good Life on Earth ~すべての生命が共存できる地球のために」>

気候変動など危機的な状況を迎えている地球を救う取り組みに、自らが夢中になっていることを通じてチャレンジする高校生・大学生を7月19日~8月18日まで募集。

同プログラムは、TMF、東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部「One Earth Guardians育成プログラム」、及び、一般社団法人HLABとの共催であり、選考を通過した応募者には、最先端の研究者からのアドバイス、同じ志を持つ同世代間の交流の機会、さらには、社会実装に必要となる資金を助成するほか、同プログラムの運営にあたり、東京大学のリサーチ・アドミニストレータ(以下「URA」)が応募者と大学と社会を繋ぐ役割を担い、今年度は応募者のアイデアをブラッシュアップし、2023年度は研究開発・プロトタイピングの推進を支援する。同プログラムを通じて、将来を担う世代が地球規模の課題解決に創造的に挑戦し続けるコミュニティの形成につながることを期待するとともに、産学連携を推進するURAの活躍の機会の拡大に寄与する。

 

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