MONET、さいたま市美園地区におけるAIオンデマンド交通サービスの第2期実証運行に参画

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MONET Technologies(以下「MONET」)は12月3日、さいたま市スマートシティ推進コンソーシアム(美園地区プロジェクトチーム)の一員として、さいたま市美園地区で実施するAIオンデマンド交通サービスの第2期実証運行(2021年12月~2022年2月)に参画すると発表した。

同実証運行は、さいたま市スマートシティ推進コンソーシアムが、都市開発が進むさいたま市美園地区において、自家用車依存などの交通課題を解決しながら、環境負荷が低く快適で利便性の高い域内の移動サービスの実現を目的として実施。MONETは、乗降場所や日時、人数などを指定するだけで簡単に乗車を予約できるユーザー向けのスマートフォンアプリのほか、予約状況とそれに応じた最適な運行ルートを確認できるドライバー向けアプリや、車両の稼働状況などを確認できる管理者向けのシステムを提供する。

第1期実証運⾏では、AIオンデマンド交通サービスに関する相乗り輸送や予約アプリ活⽤等に係る地域受容性が⼀定程度確認され、また利⽤履歴分析からは、〈仕事〉よりも〈私事〉での利⽤が多い様⼦や、⾃家⽤⾞からの⼿段転換に寄与する可能性等を把握した。⼀⽅、サービス実装に向けては、利⽤者数増加による運賃収⼊増や、運賃収⼊以外の収益源の確保策など、事業モデルの確⽴が課題となった。

第2期実証運⾏では、より⼀層利⽤シーンに直結したサービス設計等による利⽤者数増加(潜在ニーズへのアプローチ、利⽤頻度の増、⾏動変容促進等)を狙った施策の試⾏・検証を行うほか、並⾏してサービス実装時のファイナンスモデル構築に向けた検討・調査を実施する。第2期実証運⾏での各種検証を踏まえ、郊外住宅地におけるAIオンデマンド交通サービスの実装モデルについて検討を深めるとともに、官⺠連携でサービス実装に取り組んでいくとしている。

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